テレビ朝日木曜ミステリー「科捜研の女」の撮影スタジオにお邪魔しました!テレビ朝日木曜ミステリー「科捜研の女」の撮影スタジオにお邪魔しました!

島津製作所はテレビ朝日系ドラマ『科捜研の女』に20年前の番組スタート時から撮影協力、複数の分析機器を貸し出しています。
沢口靖子さん演じる榊マリコさんや科捜研の進化とともに、島津も進化し続けてきました。

ドラマ放映20周年を迎えるアニバーサリーイヤーである今年。撮影スタジオにお邪魔させていただけませんか?と聞いてみたところ……「撮影が夏休みに入ったのでOKです!」とうれしいお返事をいただきましたので、さっそく行ってきました。

ルポ子メモ
『科捜研の女』とは?
京都府警科学捜査研究所(通称・科捜研)を舞台にしたミステリードラマ。法医研究員である榊󠄀マリコを中心に、ユニークな研究員たちが“最新の科学捜査テクニック”を駆使して事件の真相解明に挑みます。
セットに到着
撮影しているのは京都・太秦にある東映京都撮影所。映画のテーマパークとして有名な「東映太秦映画村」が隣接しています。約34,000㎡と広大な敷地の中に12のスタジオがありテレビドラマや映画、CMなどの撮影に使われています。
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受付で「GUEST」のネームホルダーをいただき中へ。
俳優陣の憩いの場
入り口からすぐに見えるのが俳優会館。1958年に設立され、その名の通り俳優さんのための建物です。着替えたりお化粧をしたり、楽屋としてお休みできる部屋があります。
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時代劇を撮影することも多い京都撮影所。衣装室や廊下にはアンティーク調の着物が所狭しと並んでいました。かつらや日本髪をつくる「結髪室」も発見!
キャラクターに
命を吹き込む小道具
次は小道具の倉庫へ。『科捜研の女』の小道具をつくっているスタッフさんの机を見学しました!
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ガイコツやお花がつり下げてあり異様な雰囲気…。ここにあるものは全て過去に使用したものなのだとか。撮影スケジュールに合わせ、必要な小物を毎日手作りしているそう。登場人物の部屋はマンションの一室を使って撮影しており、家具や小道具は一切ない状態からのスタート。キャラクターの設定やセリフなどから個性を見出し、一つひとつの小物を選定・製作。本当に存在しているかのような生活感を作っていきます。

いよいよ『科捜研の女』のセットへ!

京都府警本部の取調室と病院のセットです!京都府警本部の取調室の壁はコンクリートに見えますが、実際はパネル壁紙。近くで見ても気づかないほどリアルで、大道具担当者の力作だそう。軽くて加工しやすいなどの限られた素材を使ってリアリティを出すのは至難の業です。

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入り口はこちら。上から撮影機材を入れられるよう天井はなく、平屋のような作りです。セットをつくるためには「組み立てやすく解体しやすい設計」が肝。壊れないようにつくる大工さんとはまた違ったノウハウが必要です。
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刑事部長室のセットも発見!
撮影が夏休み中だったので、ビニールがかぶさっています。

事件はS.R.Iから解決する!

いよいよ科捜研の本拠地へ。共有スペースを中心に「法医学研究室」「化学研究室」「物理研究室」「文書研究室」と4つの部屋があり、「法医学研究室」「化学研究室」には島津の機器が設置されています。

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「化学研究室」です。
こちらも休み中のためビニールがかけられていました。
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高速液体クロマトグラフ」「ガスクロマトグラフ質量分析計」「フーリエ変換赤外分光光度計」。犯罪に使われた物質の特定などに使われます。
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「法医学研究室」です。当社グループ会社である島津理化のデジタル顕微鏡がありました!実験台も島津理化が提供したもので、番組が開始した20年前からずっとここにあるそうです。
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セットの外はこちら。スタジオ内には窓がなく、照明や撮影機器を使い始めるといっきに熱気がこもります。この大きなパイプが冷房機能で、現場では「ゾウの鼻」と呼ばれているそう。本番の撮影中は音を拾うといけないので冷房はストップ。撮影の合間の時間に急いで冷やすため、超強力な空調設備が必要なのだとか。10年前はまだ導入されておらず、撮影現場はとっても暑くて大変だったのだとか。夏の京都…想像するだけで汗がでてきます。

島津の分析装置、
何に役立ってるの?

科捜研は、警察の事件捜査に欠かせない存在です。
DNA鑑定や犯罪に使われた物質の分析など科学技術を使って客観的に事件解決の糸口を探します。

中でも「薬毒物検査」では、「犯罪に使われた薬物は何か」「覚せい剤や危険ドラッグを使用していないか」を特定するために
当社の「高速液体クロマトグラフ質量分析計(LC/MS/MS)」「ガスクロマトグラフ質量分析計(GC/MS/MS)」が使われています。
覚せい剤や危険ドラッグの使用は、血液や尿を調べることで分かります。
装置の高速化が進み、高速液体クロマトグラフ質量分析計では1,000成分以上の薬物がたった15分で分かるようになりました。

  • イメージング質量顕微鏡
  • これはイメージング質量顕微鏡「iMScope TRIO」で「髪の毛一本」を可視化した画像で、ピンクの箇所が薬物を示しています。毛髪は、成長する際に血液中の薬物などを取り込みながら1 ヶ月に約1 cm(1 日0.3 ~ 0.4 mm)成長するため、どんな薬をどれくらいの期間に服用したかが分かる“摂取記録”になります。
    法医学や科学捜査のみならず、投薬管理、ドーピング検査など、より広い分野への応用が期待できます。

科捜研の進化とともに、島津の装置も進化し続けています。