島津製作所はテレビ朝日系ドラマ『科捜研の女』に20年前の番組スタート時から撮影協力、複数の分析機器を貸し出しています。
沢口靖子さん演じる榊マリコさんや科捜研の進化とともに、島津も進化し続けてきました。
ドラマ放映20周年を迎えるアニバーサリーイヤーである今年。撮影スタジオにお邪魔させていただけませんか?と聞いてみたところ……「撮影が夏休みに入ったのでOKです!」とうれしいお返事をいただきましたので、さっそく行ってきました。
京都府警本部の取調室と病院のセットです!京都府警本部の取調室の壁はコンクリートに見えますが、実際はパネル壁紙。近くで見ても気づかないほどリアルで、大道具担当者の力作だそう。軽くて加工しやすいなどの限られた素材を使ってリアリティを出すのは至難の業です。
いよいよ科捜研の本拠地へ。共有スペースを中心に「法医学研究室」「化学研究室」「物理研究室」「文書研究室」と4つの部屋があり、「法医学研究室」「化学研究室」には島津の機器が設置されています。
科捜研は、警察の事件捜査に欠かせない存在です。
DNA鑑定や犯罪に使われた物質の分析など科学技術を使って客観的に事件解決の糸口を探します。
中でも「薬毒物検査」では、「犯罪に使われた薬物は何か」「覚せい剤や危険ドラッグを使用していないか」を特定するために
当社の「高速液体クロマトグラフ質量分析計(LC/MS/MS)」「ガスクロマトグラフ質量分析計(GC/MS/MS)」が使われています。
覚せい剤や危険ドラッグの使用は、血液や尿を調べることで分かります。
装置の高速化が進み、高速液体クロマトグラフ質量分析計では1,000成分以上の薬物がたった15分で分かるようになりました。
科捜研の進化とともに、島津の装置も進化し続けています。