R/F System

SONIALVISION G4

胃のバリウム検査用途で使用されるX線TVシステム「SONIALVISIONシリーズ」。
「G4」は泌尿器や整形等さまざまな検査にも使える新世代機。

SONIALVISION G4(X線TVシステム)とは

一般的な消化管検査、内視鏡手技、嚥下撮影などに限らず、従来は専用装置で行っていた泌尿器科、小児科、整形外科領域における多様な検査・処置についても実施することができるX線透視撮影システムへのニーズが高まっています。そこで当社は、被ばく低減と高画質画像を両立しながら、臨床現場において有用である多目的で操作性の高い本製品を開発しました。様々な検査に使用できることから、医療機関における装置の稼働率の向上に貢献します。

医用機器のあるべき姿を改めて追求したプロジェクト

従来機のX線管ユニットから垂れ下がる各種のケーブルやハーネスを可能な限り結束。本体内部へ収納して製品の外観をスッキリとさせ、清掃もしやすくすることでクリーンな状態が保てるように設計しました。

医療空間に相応しいクリーンな外観

CTやMRI以外の駆動するユニットを持つ医療機器にとって露出したケーブルの存在は、既成事実化しています。誰もが感じながら等閑にされてきた問題に挑戦し取り組んだのが『ケーブルの内蔵化』です。これにより医療空間に相応しいクリーンな外観と埃を拭き取りやすいカバーを実現し、清浄さを必要とする医療機器の基本に注力しました。

曲線構成による信頼感、安心感

定評のある現行機SONIALVISION safireを正常進化させ、ゆったりとした曲線構成により信頼感、安心感を造形に落とし込みました。さらに、従来機では見苦しさのあったX線管から支柱にかけて露出するケーブルの内蔵化を成功させ、その内蔵させたユニットをすっきりとコンパクトに見せるため、面取り処理を効果的に使いました。新設計コリメーターではユーザーが頭をぶつけた際に衝撃を吸収し怪我から守る柔らかい素材のクッションカバーを採用し、使い勝手の面ではX線の撮影エリアを調整するツマミを自然な姿勢で掴めるように正面から少し外側へ角度をつけて設置しました。
また、コンソールカートの支柱にアルミ押出材を採用し、堅牢性と高級感を兼ね備えたデザインとしました。新設計コンソールでは使用頻度の高いスイッチを手前に配置、可動ユニットを操作するスイッチにはキートップ周囲を盛り上げて誤操作防止を図るなど小さな配慮を積み重ねるようにして取り組みました。

医用機器のユーザーは操作者だけではない

日頃、医用機器をデザインする際には、患者さんと操作者という2つの視点をつねに意識するようにしています。患者さんには安心を、操作者には使いやすさを。当社の製品はコンシューマ製品とは違い、長く現場で使われますので、10年後の自分が見ても恥ずかしくない製品を、と思いながらつねにデザインしています。

プロダクトデザイナー 星野 昌吾

SONIALVISION G4 R/F System

リリース日
2013年1月31日
受賞
第44回機械工業デザイン賞 日本デザイン振興会賞
グッドデザイン受賞