生化学検査の測定精度を向上

お客様の課題

生化学分析装置の組立検査時に測定精度での不合格が度々発生している。
原因を調査すると、分光器に由来した問題であることが判明し、凹面回折格子を交換すると解決することがわかった。
回折格子の何らかのバラつきが影響しているようであるが、この問題を解決したい。

島津の強み

補足 分光器の測定精度に影響する項目は?
生化学分析は、血液などの検体と試薬を用いて処理をし、特定の波長の吸光度を測ることで測定値を得ます。測定したい波長に、別の波長の光(迷光)が混ざると、正確な測定値を得ることができません。
そのため、測定精度には回折格子の“迷光”が影響していると考えられます。

★ここがポイント! 迷光が極めて少ない凹面・トロイダル回折格子
島津回折格子はレーザーの2光束干渉を利用したホログラフィック露光法で製作されています。機械刻線回折格子にくらべ周期誤差に起因する迷光が極めて少ないことを特長にしています。
さらに島津では、独自開発した迷光測定装置を保有しており、迷光値を保証した回折格子を提供できます。

★ここがポイント! 1つの光学素子で分光器を実現
生化学分析装置には、組立調整が容易な凹面回折格子やトロイダル回折格子が最適です。
形状による集光機能に加え、島津の凹面・トロイダル回折格子はスペクトル面が可能な限りフラットになるように設計されている(収差補正機能)ため凹面鏡などの結像素子を用いずに分光光学系を構成できるという利点があります。
※P0800-01/02、P0430-02、P0580-01、P0550-01TR/02TRが生化学分析装置向けの回折格子です。

ポリクロメータ用凹面回折格子の結像例
凹面形状により収差補正を行うことで、1つの素子で検出器へ結像できます。

島津を選んだ結果

低迷光な島津回折格子を採用した結果、生化学分析装置の測定精度の問題を解消することができた。
回折格子の交換作業が不要になったことで、作業時間・コストの削減にも貢献した。

お客様の声

回折格子の迷光値が測定精度に影響していることがわかりました。
島津回折格子の採用後は不適合の発生も抑えられています。