波長可変レーザーの出力を安定化

お客様の課題

波長可変レーザーの組立調整時に、十分な出力が得られないという事例が発生しており、工場から早期改善を求められている。調査の結果、キーデバイスとして搭載している回折格子を交換すると正常な出力が得られるため、回折格子の特性バラつきが影響していると考えている。
この問題を解決するため、原因を特定し回折格子の仕様に落とし込みたい。

島津の強み

補足 レーザー出力に影響する項目は?
レーザー出力に影響する回折格子の仕様として、“回折効率”と“回折波面精度”が考えられます。
回折効率は、入射光のエネルギーのうち、回折光としてどの程度のエネルギーを取り出せるかを示す値です。
また、回折波面精度は回折光の集光特性に影響します。

★ここがポイント! 高い回折効率を安定して実現
島津回折格子は、近赤外領域のS偏光で極めて高い相対回折効率を有しています。
回折効率は、島津独自の測定装置により測定・保証が可能です。

 

相対回折効率(S偏光、リトロー配置にて)の一例

 

★ここがポイント! 優れた回折波面精度
回折波面精度は、主に“基板の面精度”と“回折格子溝の精度”によって決まります。島津の優れた基板研磨技術と溝加工・溝転写技術により、回折波面精度に優れた回折格子を安定生産することができます。
なお、高い回折波面精度が要求される回折格子については、フィゾー式レーザー干渉計測定による精度保証も可能です
※回折波面精度は製品・用途に応じてλ、λ/2、λ/4などに対応しています。

島津を選んだ結果

原因となる回折格子の仕様が特定でき、仕様に反映できた。
その結果、波長可変レーザーの出力異常が発生しなくなった。

お客様の声

回折波面精度がこれほど出力に影響するとは思いませんでした。
島津の回折格子は、回折効率に加え回折波面精度も安定しているため、安心して製品に搭載することができます。
根本的に解決できたため、工場の人たちからも感謝されました。