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2018年12月7日 | プレスリリース 生体試料の分析を自動化し革新的なワークフローを実現する 全自動LCMS前処理装置「CLAM-2030」を発売

写真:全自動LCMS前処理装置「CLAM-2030」
(「LCMS-8050」付きシステム)

 

写真:全自動LCMS前処理装置「CLAM-2030」(単体)

 

島津製作所は、全自動LCMS前処理装置「CLAM-2030」を発売いたします。本製品は、血液や尿など生体試料の前処理からLCMS(液体クロマトグラフ質量分析計)による測定までを自動化した装置です。従来はLCMSで血液サンプルを測定する際、試薬の添加・混合、除タンパク液の添加といった前処理工程に15~20分かかかっていました。前処理装置「CLAM-2030」を使うと、3~8分で完了します。さらにオートサンプラーが容器をLCMSに自動で搬送するため、サンプルや試薬を専用容器に入れてセットしておくと、装置が無人で休日や夜間のうちに全工程を処理できます。

近年、臨床研究の現場では、高感度分析および高速処理が可能なLCMSの登場に伴い、血液中の薬物濃度のモニタリングやバイオマーカーの探索、代謝の評価が普及してきました。一方、血液分析には前処理が欠かせず、病原体を含んだ感染性試料の処理も必要であるため、大量のサンプル測定には時間や業務負担の面で課題が残っていました。当社は、2015年に「CLAM-2030」の前身機種である全自動LCMS前処理装置「SCLAM-2000」を発売して、分析業務の効率化を提案してきました。2017年には同製品を医療機器クラス1に登録しています。

「CLAM-2030」は、臨床研究現場の要求に応えて「データ取得の安定化」「ランニングコストの低減」「業務効率の向上」を実現しました。トリプル四重極型液体クロマトグラフ質量分析計の4機種「LCMS-8040」「LCMS-8045」「LCMS-8050」「LCMS-8060」への接続が可能です。免疫抑制剤分析キット「DOSIMMUNE」と組み合わせてお使いただくと業務効率がさらに向上します。

島津製作所は、本中期経営計画において医療分野で革新的な製品・サービスを創出する「アドバンスト・ヘルスケア」事業に取り組んでいます。臨床現場での当社製品の普及を通じて、医療従事者および患者の皆様のお力になれるように今後も製品・技術の研究開発に邁進してまいります。

 

本製品は、医薬品医療機器法に基づく医療機器として承認・認証等を受けておりません。治療診断目的およびその手続き上での使用はできません。

新製品の特長

1. 最大60検体の処理が可能

前処理専用容器を装置にセットするだけで、最大60検体の測定を自動で実行できます。1時間あたり約20検体の処理が可能です。薬毒物データベースや薬毒物迅速スクリーニングシステム(いずれも当社製オプション品)を用いれば、前処理後にライブラリ自動検索・レポート出力も行えます。

2. 正確性・再現性向上・管理機能により信頼性向上

内部標準物質の気化を防ぐ特殊構造(セプタム対応)により濃度変動を抑えて、測定作業の安定性を高めました。また、バーコードリーダ(オプション)による検体のID管理や分析結果の校正、試薬の残量や使用期限の管理、保守履歴の記録といった管理機能で、最適な状態で装置を維持できます。

3. 操作ミスや感染リスクを低減

サンプルや試薬などをセットした後は簡単な操作で前処理を開始できるため、手動によるミスを無くせます。前処理容器の廃棄ボックスや廃液タンクに満杯検知センサーを備えており、試料処理時の感染リスク低減にも貢献できます。

 

名  称 全自動LCMS前処理装置「CLAM-2030」
本体価格 1,650万円~(ソフトウェア込み、税別)

 

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