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2018年

プレスリリース

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掲載されている内容はすべて発表日当時のものです。その後予告なしに変更されることがありますのであらかじめご了承ください。

2018/03/19

細胞培養支援装置「CELL PICKER」発売
熟練者と同じスピードで不要細胞を除去

細胞培養支援装置「CELL PICKER」(顕微鏡接続時) 細胞培養支援装置「CELL PICKER」(顕微鏡接続時)

島津製作所は、細胞培養支援装置「CELL PICKER」を国内で発売します。本製品は、ピペットを用いた手作業の細胞除去を自動化することにより作業効率や再現性を高め、細胞培養の安定性向上に寄与します。当社は3月21日~23日にパシフィコ横浜で開催される日本再生医療学会総会にて本製品を展示いたします。

細胞培養の工程は、「プロトコル」と呼ばれる手順書に従って作業が進められます。しかし、プロトコルに記述されていないノウハウが多く存在するため、熟練者と初心者では培養した細胞の品質に差が生じることがあります。特にiPS細胞を培養する際、意図せず未分化状態を逸脱した細胞を取り除く作業は経験が求められます。不要細胞の除去が、(1)顕微鏡で対象を探す、(2)発見後にペンで培養器の裏面から印をつける、(3)ピペットを用いて吸引除去する、といった緻密な工程で成り立っているためです。

「CELL PICKER」を使えば、顕微鏡で観察しながら不要な細胞を的確にかつ自動的に取り除けます。本製品による細胞除去のスピードは、熟練者の手作業と同レベルです。さらに利用者の経験に関わらず、作業水準を一定に保てるため培養する細胞の品質安定にもつながります。

島津製作所は、昨年9月に細胞培養解析装置「CultureScanner CS-1」と三次元回転浮遊培養装置「CELLFLOAT®」、12月に細胞培地分析プラットフォーム「C2MAPシステム」を発売しました。このたびの「CELL PICKER」を加えて、今後も細胞研究や細胞製造に従事する民間企業や研究機関向けの製品群を拡充していきます。

※ 未分化状態…様々な組織や臓器の細胞に分化する能力を保持した状態

【製品の特長】
1. ピペット操作を自動化
「CELL PICKER」の除去は、培養中の細胞への影響が少ない吸引方式を採用しています。プロトコルが示す手順通りなので、従来工程のまま導入いただけます。装置の吸引機構は、当社が長年液体クロマトグラフで培ったオートサンプラー技術を採用しました。

2. ノウハウに頼らない除去作業を実現
ピペットの角度や吸引時間を装置が制御するため、除去する位置や範囲を一定に保てます。手作業と異なり、装置の吸引量は均一です。培養する細胞の再現性が高まります。

細胞培養支援装置「CELL PICKER」(顕微鏡接続時)

※本製品に顕微鏡は含まれません。写真内の推奨顕微鏡(オリンパス「CKX53」)以外でも専用アダプターで接続可能です。

名  称 細胞培養支援装置「CELL PICKER」
価  格 219万円(制御ボックス、専用コントローラなど付属品含む)
販売目標 発売から1年間に国内で50台
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