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2017年

プレスリリース

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2017/12/06

細胞培地分析用の自動前処理装置を発売
前処理から測定まで自動化する「C2MAPシステム」を提案

C2MAPシステム(組み合わせ例)

島津製作所は、細胞培地分析用の自動前処理装置「C2MAP(シーツーマップ)™-2000(Cell Culture Media Analysis Platform)」を発売します。本製品は培地試料の前処理における除タンパク液や内部標準物質など試薬の添加、沈殿したタンパク質のフィルター除去、試料の希釈を行う装置です。「C2MAP-2000」と当社製の高速液体クロマトグラフ質量分析計(LC/MS/MS)を組み合わせた「C2MAPシステム」は、最大95種の培養上清の成分分析において前処理から測定までの工程を自動化でき、培地分析に要する作業時間を従来比6分の1に短縮しました。不慣れな作業者でも容易に利用できるシステムを提供し、分析業務の効率化に貢献していきます。

「C2MAP-2000」は、培養上清のサンプルと試薬、ろ過・回収容器をセットするだけで前処理からLC/MS/MSでの測定まで人手を介さず実行します。前処理から測定をシームレスに実施することで、夜間や休日の無人稼働が容易になるとともに、全工程を同一のIDでサンプルを管理できるため、取り違えリスクの軽減やトレーサビリティーの確保を実現します。付属のソフトウェア「C2MAP-TRENDS」は、得られた測定データを読み込み、各成分の経時変化をグラフで表示します。

近年、抗体医薬品分野では原薬製造用の細胞の培養条件を最適化するために、培地に含まれる成分の消費や老廃物(分泌代謝物)の蓄積を記録する重要性が高まっています。また、iPS細胞やES細胞などを用いる再生医療分野では、細胞を傷つけずにリアルタイムで細胞の品質を評価する技術が求められています。また、高額な培地の交換頻度を減らしたいというニーズもあります。いずれの分野でも培養上清成分の経時変化モニタリングが有用な情報となるため、多成分を一斉に分析できるLC/MS/MSの活用が進んできました。

しかし、試料の調製から測定までをシームレスにサポートする製品はなく、経験が浅い作業者でも扱える装置が望まれていました。自動前処理装置「C2MAP-2000」およびC2MAPシステムは、大手製薬企業やバイオベンチャー、CMO(医薬品の製造受託)企業、各種研究機関における培養状態の把握や培養工程の研究に関する業務での利用を想定しています。島津製作所は今後、LC/MS/MSの測定技術を活用し、培養工程の管理と最適化するソリューションの提供を目指していきます。

※培養液中の浮遊細胞や死細胞を除いた培養液

【C2MAPシステムの主な構成製品】
・細胞培地分析自動前処理装置「C2MAP-2000」…LC/MS/MSでの測定に必要な前処理を行う 
・超高速液体クロマトグラフ「Nexera X2」…前処理された試料に含まれる個々の成分を分離する 
・高速液体 クロマトグラフ質量分析計「LCMS-8060/8050」…分離された各成分の質量を測定し、高感度に検出する
・専用ビューワーソフトウェア「C2MAP TRENDS」……LCMS-8060/8050で得られた結果を基に各成分の経時変化を折れ線グラフにて表示する。培養経過における培養上清試料中の各成分の増減や、培養条件ごとの成分変動の差異の把握に有効

C2MAP、C2MAPシステム、Nexera、およびLCMSは、株式会社島津製作所の登録商標または商標です。

名  称 細胞培地分析自動前処理装置「C2MAP-2000」
価  格 1640万円(税別)
販売目標 国内外で12台(発売後1年間)
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