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2017年8月30日 | プレスリリース ヘリウム置換に対応して液体試料も高感度に分析可能
エネルギー分散型蛍光X線分析装置「EDX-8100」を発売

エネルギー分散型蛍光X線分析装置「EDX-8100」

エネルギー分散型蛍光X線分析装置「EDX-8100」

島津製作所は、ヘリウム置換への対応によって液体試料中の軽元素も高感度に分析可能になるなど、汎用性をさらに高めたエネルギー分散型蛍光X線分析装置「EDX-8100」を8月30日に発売します。

本製品は、当社が2013年9月に発売したエネルギー分散型蛍光X線分析装置「EDX-8000」の優れた分析能力や操作性、拡張性はそのままに、検出器を改良したことでヘリウム置換に対応しました。液体試料や含水・含油試料のように真空下に置けない試料の分析にオプションのヘリウム置換ユニットを用いることで、軽元素(F:フッ素~Al:アルミニウム)を含む元素を高感度に分析できます。分析可能試料の広がりによって公的試験研究機関や大学、受託分析会社で導入しやすくなったほか、化学や素材などの分野においてはシリコンコーティング剤やフッ素系洗浄剤の品質管理などへの貢献が期待できます。

開発の背景

エネルギー分散型蛍光X線装置は、X線の照射によって試料の表面から発生する蛍光X線を検出することで、試料を構成する元素の種類や濃度を分析できる装置です。固体や粉体などをはじめとする幅広い形態の試料を非破壊かつ簡便に分析できます。当社が2013年9月に発売したエネルギー分散型蛍光X線装置「EDX-7000」および「EDX-8000」は様々な業界で稼働しており、国内外で合計1,000台以上の販売実績があります。

これらの装置で測定雰囲気の影響を受けやすい軽元素まで検出するには試料室を真空にして測定することが必要なのに対し、ガスが発生する試料や液体試料については試料室内をヘリウムガスで置換する手法が有効です。当社は、「EDX-8000」の検出器を改良してヘリウム置換に対応させ、液体試料中の軽元素も高感度に分析可能な「EDX-8100」を開発しました。エネルギー分散型蛍光X線分析装置は、複雑な前処理無しで迅速に分析を開始できる点などを特長としています。こうした利点や高感度に分析できるサンプル形態が拡大したことを生かし、当社はさらに幅広い分野にエネルギー分散型蛍光X線装置を展開していきます。

新製品の特長

オプションのヘリウム置換ユニットを組み合わせた場合、液体試料中のNa:ナトリウム~Al:アルミニウムについては、当社従来製品比最大3倍の感度で分析可能です。さらに、当社のエネルギー分散型蛍光X線分析装置としては初めて液体試料中のフッ素が分析可能になりました。固体や粉体においては、真空測定ユニットを追加することで、C:炭素~U:ウランまでの元素を検出可能です。また、「微小部分析キット」との組み合わせにより、直径1mm以下の微小試料の正確な分析にも対応可能です。広い検出可能範囲や各種測定雰囲気への対応、試料形態とサイズを選ばない優れた汎用性が本装置の大きな特長です。

名 称 エネルギー分散型蛍光X線分析装置「EDX-8100」
価 格 1,050万円(ソフトウェア込み、税別、ヘリウム置換ユニットは別売り)
販売計画 発売から1年間で国内外30台

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