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2016年11月2日 | プレスリリース ドイツの安全認証を取得
エネルギー分散型蛍光X線分析装置を欧州で本格展開

エネルギー分散型蛍光X線分析装置「EDX-7000P」

エネルギー分散型蛍光X線分析装置「EDX-7000P」

島津製作所のハイエンドなエネルギー分散型蛍光X線分析装置が、ドイツの連邦放射線防護庁(BfS)によって定められる安全認証「BfS型式認定」を取得しました。これにともない、本型式認定を取得したエネルギー分散型蛍光X線分析装置「EDX-7000P」および「EDX-8000P」を欧州地域で市場投入し、現地での本格展開を図ります。

エネルギー分散型蛍光X線分析装置の用途と市場

エネルギー分散型蛍光X線装置は、蛍光X線の性質を利用し、サンプルを構成する元素の種類や濃度を非破壊で分析する装置です。液体や固体、粉体など幅広い試料に対応でき、RoHS指令を始めとする規制の対象となる鉛やカドミウムといった有害元素のスクリーニング分析などの用途で、電機・電子およびその関連メーカーを中心に導入が進んでいます。前処理が比較的簡便であり、装置の高感度化が進んでいることから、近年は、医薬品や食品に混入した不純物の分析や材料解析のほか、研究用途でもニーズが高まってきています。当社のエネルギー分散型蛍光X線装置は、過去10年間で全世界累計6,000台を超える販売実績を有しています。

BfS型式認定

「BfS型式認定」は、ドイツで定められる極めて厳格な安全規格を満たさなければ取得できず、フランスやイタリアなど近隣諸国でも効力を有しています。EU圏内で「BfS型式認定」を取得していないエネルギー分散型蛍光X線装置を導入する場合、お客様はX線に関する安全講習や監査を受けなければならず、運用上の負担となっていました。
当社は、エネルギー分散型蛍光X線分析装置を欧州でも本格展開するため、最新のエネルギー分散型蛍光X線分析装置「EDX-7000」および「EDX-8000」の機構や制御系における安全性を強化し、本型式認定を取得しました。エネルギー分散型蛍光X線分析装置を製造・販売している国内企業としては、当社の装置が唯一本型式認定を取得しています(当社調べによる)。

「EDX-7000P」および「EDX-8000P」の特長

Na~Uまでの元素を検出可能な「EDX-7000P」およびC~U までの元素を検出可能な「EDX-8000P」は、液体窒素による冷却が不要な高性能半導体検出器を搭載しており、優れた感度を実現しています。優れた分析能力に加え、欧州地域向けに安全性を高めており、本体ふたの開閉監視機構の追加や、故障時にX線の発生を遮断する新しい二重回路設計によってX線の漏洩を防止します。

エネルギー分散型蛍光X線分析装置の販売に関する当社の計画

有機物の分析に優れた紫外可視分光光度計などの汎用分析装置の販路を生かし、無機元素の分析に長けた「EDX-7000P」および「EDX-8000P」を、ドイツを中心とする欧州地域の製薬・食品・樹脂関連の業界や、欧州に事業所を展開している日系企業に向けて拡販していきます。このような取り組みにより、2017年度以降の欧州地域におけるエネルギー分散型蛍光X線分析装置の販売台数を2015年度比で倍増させることを目指します。

当社の国内向けエネルギー分散型蛍光X線分析装置についてはこちら