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2016年9月5日 | プレスリリース HPLCユーザーを支援する機能が充実、高速かつ信頼性の高い計量を実現
新型分析天びん3シリーズ9モデルを発売

分析天びん「AP-Wシリーズ」 (※ 右はイオナイザ「STABLO-AP」組み込み時)

分析天びん「AP-Wシリーズ」 (※ 右はイオナイザ「STABLO-AP」組み込み時)

島津製作所は、HPLC(高速液体クロマトグラフ)などの分析装置ユーザーに役立つ機能を充実させ、高速かつ安定した計量によってひょう量作業の省力化に貢献する新型分析天びん「AP-Wシリーズ」、「AP-Xシリーズ」、「AP-Yシリーズ」の3シリーズ計9モデルを9月5日に発売します。

新しい分析天びんは、全機種に有機ELディスプレイを採用するなどユーザーインターフェイスを一新したほか、アルミ一体型質量センサ「UniBloc AP (ユニブロック エーピー)」や制御システムの最適化によって高速な計量を実現しました。上位モデルの「AP-Wシリーズ」は、HPLCなどの分析装置と分析天びんを使用するお客様向けに、緩衝溶液の調製に必要なひょう量をサポートする機能などを充実させました。また、これらの分析天びんを当社のネットワークシステムに接続することで、様々な分析装置と一括してデータを管理できます。

さらに、オプションのイオナイザ「STABLO-AP (スタブロ エーピー)」を本体に組み込むことで(「AP-Yシリーズ」を除く)、計量に影響を与える静電気を約1秒で除去して信頼性を高めます。

開発の背景

分析装置を使用するには、分析天びんによる試薬などのひょう量が必須です。製薬メーカーや化学メーカーなどでは、近年の研究開発の高度化から、0.1mg(=1万分の1g)オーダーの計量を行っており、分析天びんには、計量の安定性や高速性、各種規制に対応する管理機能が必要とされています。中でも、HPLCなどの装置で成分分析をする際には、標準溶液や緩衝溶液の調製に必要な物質の質量を計算して計量する作業が発生するため、手間を省いて効率的に分析を行いたいという要望があります。

このようなニーズに応えるため、当社は、高速かつ安定した計量ができ、目的濃度の溶液調製に必要なひょう量値を自動算出する機能を有する分析天びんを開発しました。本分析天びんは、製薬や化学、食品など国内外の様々な業界に向けて拡販し、発売から1年間で合計3,000台の販売を目指します。

新製品の特長

1. 高速かつ安定した計量を実現

アルミ一体型質量センサ「UniBloc AP」と新しいデジタル制御技術により、極めて微量な計量においては最終計量値到達までの応答時間を従来製品の約7秒から1.5秒程度まで短縮できます。この質量センサは、温度変化や外乱、ノイズに強く、耐久性に優れた機構を採用しています。また、当社イオナイザ「STABLO-AP」を本体に組み込むことが可能です(「AP-Yシリーズ」を除く)。計量に影響を与える静電気を約1秒で除去して信頼性を高めます。

2. HPLCとの連携を強める多彩な機能や安全なデータ管理

分析天びんをPCに接続して当社のネットワークシステムに組み込むことで、様々な分析装置と一括してGLP/GMPなどの各種規制に対応したデータ管理が可能です。「AP-Wシリーズ」は、HPLCなどの分析装置ユーザー向けに、登録したレシピに従ってひょう量すべき物質と質量を表示する機能や、特定の濃度の溶液調製に必要なひょう量値を自動算出する機能も備えています。また、HPLC利用時、特に使用頻度が高い緩衝溶液13種類のレシピをあらかじめ登録済みであるため、分析を開始するにあたって必要となる作業を効率化できます。

3. 操作性に優れた新しいユーザーインターフェイス

視認性に優れた有機ELディスプレイの採用やキー配置の見直しなど、より直感的に操作できるようユーザーインターフェイスを一新し、表示言語を日/英/中の3言語から選択可能にしました。また、「AP-Wシリーズ」は、USBメモリへ直接データを保存可能なことに加え、市販のUSBキーボードやバーコードリーダーを利用した試料名やID等の登録に対応するなど、利便性を高めています。

価格   ※各シリーズごとに、最大ひょう量値120g、220g、320gの3タイプあり

分析天びんAP-Wシリーズ 23万円 ~ 29万円
分析天びんAP-Xシリーズ 18万円 ~ 24万円
分析天びんAP-Yシリーズ 17万円 ~ 20万円

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