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2016年8月30日 | プレスリリース 食の安全を支える規制対象成分の高感度迅速スクリーニング分析
残留基準値濃度での高感度検出を可能にする専用アナライザを発売

i-Seriesフードセーフティーアナライザ

i-Seriesフードセーフティーアナライザ

島津製作所は、食品の原材料中に含まれるマイコトキシン(カビ毒の一種)および合成抗菌剤(サルファ剤系やキノロン剤系)などの規制対象成分を高感度で迅速に検査したいというニーズに対応した「i-Seriesフードセーフティーアナライザ」2機種、マイコトキシンスクリーニングシステムおよび合成抗菌剤スクリーニングシステムを発売します。

開発の背景

マイコトキシンや合成抗菌剤などの規制対象成分は、世界各国の公定法でそれぞれ測定方法が定められていますが、輸出食品の検査においては、輸出先国に合わせて各規制対象成分の有無を確認しなければならず、1つの試料に対して複数回の測定が必要となります。
このような背景のもと、当社は、2014年の発売以来、国内外で高い評価を得ている一体型高速液体クロマトグラフ“i-Series”をベースに食品検査用の専用機として「i-Seriesフードセーフティーアナライザ」を開発しました。
i-Seriesフードセーフティーアナライザは、先進主要国での規制対象成分や将来規制対象となる可能性がある成分を含めたマイコトキシン10成分および合成抗菌剤24成分をスクリーニング分析でき、多量の食品検体を迅速に処理できます。世界65か国・4000ヵ所以上ある食品安全に関する公的検査機関および食品会社に対し拡販を図っていきます。

新製品の特長

1. 世界で最も厳しいEU基準値濃度のマイコトキシンを高感度に検出*1

昨今、食品安全の立場から原材料中に含まれるマイコトキシンの自主検査が増加しています。マイコトキシンスクリーニングシステムは、世界で最も厳しいEU 基準値濃度のマイコトキシン10成分をわずか14分で高感度に検出することが可能です。また独自に開発した前処理手法により、試料の誘導体化処理を必要としないため、測定作業の省力化も図れます。

2. キット化された分析条件やカラムですぐに試料の測定が開始できる

あらかじめ設定された規制対象成分の分析条件と専用の分析カラムにより、すぐに試料の測定が開始できます*2。さらに対象試料*3ごとに留意点をまとめた説明書を参照いただくことで経験の浅い方でも安定したデータ取得が可能となります。またUVスペクトルによるライブラリ検索により、検出された合成抗菌剤成分の定性情報が補完でき、得られたデータの信頼性を高めます。

3. 測定の終了と同時にスクリーニング結果を一目で確認

得られたスクリーニング結果は解析ソフトウェアで迅速に確認できます。規制対象成分が規制値を超えていないか、夾雑成分とうまく分離できているかなどが一覧で表示できるので、各検体の合否判定が一目で行えます。

  • *1 乳幼児向け食品は除きます。
  • *2 各スクリーニングキットに加えて、規制対象成分の標準試料、前処理カートリッジ、移動相の準備が必要です。
  • *3 本スクリーニングシステムは、小麦粉や米粉などの穀物、リンゴ、牛乳を対象試料としたマイコトキシン10 成分、および鳥肉、豚肉、牛肉などを対象試料とした合成抗菌剤24成分の迅速スクリーニングに対応しています。
名   称 i-Seriesフードセーフティーアナライザ
価   格 455万円~ (税別、PCや制御用ソフトウェア含まず)

マイコトキシンについての詳しい製品説明についてはこちら

合成抗菌剤についての詳しい製品説明についてはこちら