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2015年9月1日 | プレスリリース LCMSの稼働効率を向上させ、従来比最大2倍の検体処理が可能な
超高速多検体LCMSシステムNexera MXを発売

超高速多検体LCMS分析システムNexera MX(検出器はLCMS-8060)

超高速多検体LCMS分析システムNexera MX(検出器はLCMS-8060)

島津製作所は、高速液体クロマトグラフ質量分析システム(LCMS)での検体の処理能力を最大2倍に向上させた超高速多検体LCMSシステム「Nexera MX」(ネクセラ マックス)を発売します。Nexera MXは1台のLCMSに対して2つの分析流路を持ち、それぞれの分析流路に試料を交互に導入することで、LCMSの稼働効率を最大限に向上させたシステムです。医薬品の開発における薬物動態試験や臨床検査などでは、一日に1,000検体以上の試料を1台のLCMSで分析することが求められており、多検体を迅速処理できるNexera MXはお客様の業務フロー改善に大きく貢献します。
なお本システムはJASIS 2015 (9月2日~4日、幕張メッセ国際展示場)に出展します。

開発の背景

LCMSを用いた分析は、試料の吸引と注入、目的成分の溶出と検出、分析カラムの洗浄と平衡化という流れで実行されますが、質量分析計(MS)はデータ採取に必要な時間以外は待機状態を余儀なくされます。そのため多検体処理を行う分析現場においては、データ採取以外の時間をできるだけ削減し、MSの稼働効率を上げることが求められています。
Nexera MXは当社のLCMSが持つ優れた高速分析性能に、独自の流路構造と高速注入が可能なオートサンプラを組み合わせてこのニーズに対応し、分析業務の飛躍的な高効率化と操作性の向上を実現しました。

新製品の特長

1. 最適化された流路構造による多検体迅速分析を実現

Nexera MXは2つの独立した分析流路を有し、一方の分析流路でLCMS分析を実行している間に、他方の分析流路で分析カラムの平衡化や次の試料の注入準備を行い、LCMSでのデータ採取効率を最大限に高めることができます。
また、高速動作が可能なSIL-30ACMPオートサンプラを搭載しており、多検体処理のボトルネックとなっていた注入動作を最速7秒で完了することができます。キャリーオーバーを限りなくゼロに抑え、リンス動作なしに次の試料の吸入と注入が行えるため、1試料あたり20秒サイクルでの連続分析が可能です。

2. 分析業務フローを大幅に改善するユーザーインターフェース

Nexera MXの専用ソフトウェアMX Solutionは、分析システムの起動から検体の登録、分析、装置停止まで、一連の分析業務フローを確実に実行できるように各操作ボタンを視覚的にわかりやすく配置しました。分析機器に不慣れな分析者でも直感的に操作できるインターフェースによって、ヒューマンエラーを抑えたスムーズな業務フローを支援します。

3. 膨大なLCMSデータの解析も容易に

付属の多検体定量支援ソフトウェアLabSolutions Insightは、膨大なLCMSデータから目的化合物の測定結果を迅速に抽出すると共に、定量結果を濃度範囲ごとに自動的に5段階の色別で判定して結果を表示できます。目的化合物の存在や異常値の判定などを短時間かつ簡便にスクリーニングすることが可能です。

名称 超高速多検体LCMS分析システム Nexera MX
価格 6,086万円~(税別、LCMS-8060を含む)

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