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2015年8月31日 | プレスリリース 専用データベースにより異臭の原因物質を確実に特定できる
「GC/MS異臭分析システム」を発売

GC/MS異臭分析システム

GC/MS異臭分析システム

島津製作所は、異臭の原因物質を確実に特定できる分析システム「GC/MS異臭分析システム」を発売します。本システムは、異臭分析に関する豊富な知識と経験を有する大和製罐株式会社(本社:東京都千代田区)の協力を得て開発した製品です。微量濃度測定が可能な当社のガスクログラフ質量分析計に大和製罐株式会社総合研究所のノウハウを収録した専用データベースを組み合わせ、異臭分析に必要なトータルソリューションを提供します。なお、本システムはJASIS 2015 (9月2日~4日、幕張メッセ国際展示場)に出展します。

食品や容器包装、建材などの異臭クレームが発生した場合、確実に原因物質を特定し、速やかに問題の解決と改善を図る必要があります。しかし異臭分析はどのような化合物が異臭の原因になるかという知識と、それらのにおいの種類や臭気閾値などの総合的な情報が必要であり、そのノウハウの獲得には長年の異臭分析の経験を要することから、特定が非常に難しいのが現状です。

本システムは、実際の異臭分析の実績に基づき、原因物質とそれらの官能情報(においの種類や臭気閾値)を漏れなくデータベース化し、当社のガスクロマトグラフ質量分析計と自動前処理装置、におい嗅ぎ装置を組み合わせたシステムです。異臭成分の正確な同定と定量を行い、同定した化合物の官能情報を確認し、におい嗅ぎ装置によって実際のにおいを確認することができます。

本システムの特長

1. 異臭分析のノウハウをデータベース化

過去の異臭問題の分析により把握されたすべての原因物質のMS情報と官能情報を組み合わせた、業界初のアプリケーションシステムです。どのような化合物が異臭の原因になるか分からない場合でも、すぐに分析を始め、異臭の原因物質を特定することができます。異臭分析の専門家によって得られた異臭成分の官能情報が登録されており、クロマトグラム上で同定された化合物の濃度とその成分の臭気閾値を比較することによって、原因物質を特定することができます。
におい嗅ぎ装置が備わっている場合、データベースで同定された異臭成分のにおいを実際に嗅ぎ、「消毒」「ゴム」といったにおいの種類の情報と照らし合わせることによって、異臭原因を確認できます。保持時間予測表示機能を搭載しており、検出された化合物の保持時間にタイミングを合わせて効率よくにおいを確認できます。

2. 3種類のカラムとMRM, SIM分析により微量濃度も確実に同定

異臭成分には様々な極性の化合物が含まれており、確実な同定のためには極性に応じてカラムを使い分ける必要があります。本システムでは候補と思われる対象成分の極性に応じて3種類のカラムの中から最適なものを選択可能です。
また異臭成分の中には、臭気閾値が低く、ごく微量でも異臭と感じられる化合物があるため、微量濃度まで同定できる必要があります。当社GC/MSの高感度なMRM, SIM分析を生かし、数ppt(一兆分の一)といった臭気閾値付近の成分も確実に同定し、多様な成分を高感度に検出することができます。

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