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2014年12月15日 | プレスリリース
株式会社島津製作所と住商ファーマインターナショナル株式会社が
可搬型in vivo蛍光イメージングシステムSAI-1000の販売契約を締結
株式会社島津製作所
住商ファーマインターナショナル株式会社

可搬型in vivo蛍光イメージングシステムSAI-1000
株式会社 島津製作所(本社:京都市中京区、社長:中本晃、以下 島津製作所)と住商ファーマインターナショナル株式会社(社長:寺脇 良樹、東京都中央区 以下 SPI)は、昨年より行っておりました小動物用近赤外蛍光イメージングシステムのアプリケーションの共同開発に一定の成果が得られたことから、同装置の販売契約を締結しました。
製品名「可搬型in vivo蛍光イメージングシステムSAI-1000」として島津製作所からSPIへ装置を供給し、SPIは国内の販売網および販売店を通じて市場展開を行います。なお、本契約は当初3年間とし、その後は実績に応じて双方見直しを行います。
蛍光イメージングとは、蛍光ラベル化されたプローブを生体内のターゲット分子や細胞・臓器に集積させ、生体物質の発現、細胞・臓器の機能、プローブの動態を体外から空間的・時間的にモニタリングする技術です。がん転移メカニズムの解明や再生医療等、実験動物を用いたライフサイエンス研究に必要不可欠な技術となっています。
本製品は、従来の近赤外蛍光イメージングで用いられている700~800nmの波長帯よりも更に長い1000 nm以上の近赤外域を使用した新しいイメージングシステムです。生体組織による光散乱および光吸収の影響を軽減し、従来にない高解像度で高精細なイメージングを実現しています。さらに、動物管理区域等に持ち込んで迅速に測定したいという研究者のニーズに応え、一人でも移動が可能なコンパクトなサイズと重量も兼ね備えています。
SPIは国内のin vivoイメージング市場で培った豊富な経験と長年の顧客層を元に、当初3年間で20台(単価:2,500 万円、税別)の販売を目指します。また将来的な海外展開についても両社で検討を行う予定です。
両社では今後もイメージング分野の研究者と連携し、ライフサイエンス市場のニーズに合致したアプリケーション開発の取り組みを進めていきます。

会社概要
株式会社島津製作所
本 社 | : | 京都府京都市中京区西ノ京桑原町1番地 |
代 表 | : | 代表取締役社長 中本 晃 |
資本金 | : | 266億円 |
連結売上高 | : | 3,075億円(2014年3月期) |
グループ従業員 | : | 10,612名(2014年3月31日現在) |
事業内容 | : | 分析計測機器、医用機器、航空機器、産業機器の開発・製造、販売 |
住商ファーマインターナショナル株式会社
本 社 | : | 東京都中央区晴海一丁目8番12号 晴海トリトンスクエア オフィスタワーZ棟 |
代 表 | : | 代表取締役社長 寺脇 良樹 |
資本金 | : | 480百万円(住友商事(株)100%出資) |
売上高 | : | 163億円(2014年3月期) |
従業員 | : | 129名(2014年10月現在) |
事業内容 | : | 創薬に関する研究機器・副資材、医薬品原料・中間体等の輸入販売 |