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2014年11月25日 | プレスリリース ランニングコストの低減と長期的な安定稼動を実現した
オンライン全窒素・全りん計「TNP-4200」を発売

オンライン全窒素・全りん計「TNP-4200」

オンライン全窒素・全りん計「TNP-4200」

島津製作所は、ランニングコストの低減と長期的な安定稼動を追求したオンライン全窒素・全りん計の新製品「TNP-4200」を発売しました。
現在、対象の水域やそれに流入する河川へ排出される汚濁物質の総量を一定量以下に削減し、水質環境基準を確保するための制度として、水質総量規制が定められています。オンライン全窒素・全りん計は、この規制で指定されている測定方法に基づいて排水中の全窒素と全りんを測定する装置で、工場や下水処理場など、様々な事業場で導入されています。
本製品は、消費電力や廃液量の削減など、ランニングコストをトータルに削減する様々な工夫によって、幅広いお客様の規制対応や環境への取り組みを支援します。

開発の背景

2002年の第五次水質総量規制では、水質の富栄養化を防ぐために、窒素とりんが総量規制の対象に追加されました。1日の排出水流量が400立方メートル以上の事業所では、事実上、全窒素・全りん自動計測器を設置して自動計測を行うことが必要となっています。この規制に対応可能な製品として、当社は、オンライン全窒素・全りん計「TNP-4100/TNP-4110」シリーズを販売しており、現在約1,000台が使用されています。
今回発売したオンライン全窒素・全りん計「TNP-4200」はこれらのシリーズの後継機種で、低ランニングコスト・メンテナンス性・耐久性をさらに追求した製品です。優れた省試薬性能・少廃液性能や自動洗浄機能を内蔵した試料前処理装置(オプション)、タッチパネルからの直感的な操作などによって、お客様のメンテナンス作業の効率化やランニングコストの削減に貢献します。

新製品の特長

1. ユーティリティコストを大幅に削減

業界トップである従来機種の省電力設計をさらに見直し、消費電力の10%削減を実現しました。測定後に出る廃液量は30%削減しているため、廃液処理のサイクルを従来の1ヶ月間隔から2ヶ月間隔に延長でき、処理コストも低減することができます。試薬費用も年間13,000円からと低価格であり、連続稼動が必要なオンライン計の運用にかかるコスト全般を大幅に削減することが可能です。

2. メンテナンス負荷を低減するシンプル設計

多くの試薬を間違いなく簡単に交換できるように配管や試薬トレイ、試薬ボトルを一新し、試薬交換にかかる時間を2分の1に短縮しました。独自の2連ロータリーバルブとシリンジポンプに機能を集約したシンプルな構造を継承しつつ、ロータリーバルブは回転制御機構を一新し、より長期的な安定動作を可能としました。また懸濁物の噛み込みに強いセラミック製の部品を用いるなど耐久性を向上させることによって、交換周期の大幅な延長を実現しました。

3. ダウンタイムを短縮、安定稼動を実現

動作異常検知機能をさらに充実させ、部品の故障等の異常を常に監視できますので、ダウンタイムを短縮し、常に確かな測定を行うことが可能です。内部の配管には自動洗浄機能を標準搭載しており、サンプルの残存によって藻や細菌が増殖し測定結果に悪影響を与えることを防ぎます。オプションの試料前処理装置にも、自動洗浄機能や試料中の懸濁物質を砕いて採水できるホモジナイズ(均質化)機能を搭載しており、煩雑なメンテナンスの頻度を抑えながら安定した動作を実現します。

名称 オンライン全窒素・全りん計「TNP-4200」
価格 434万円~(税別)

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