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2014年

プレスリリース

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2014/08/25

イメージング質量顕微鏡iMScope TRIO を発売
- 欧州・ロシア地域の大学や製薬企業に向けて販売を開始 -

イメージング質量顕微鏡iMScope TRIO イメージング質量顕微鏡iMScope TRIO

島津製作所はイメージング質量顕微鏡iMScopeの後継機「iMScope TRIO (アイエムスコープトリオ)」を発売します。iMScope TRIO は欧州連合(EU)の有害物質使用規制であるRoHS指令および安全等の規制であるCEマークに対応しており、従来のiMScope販売地域に加え、欧州およびロシア地域でも販売を開始します。質量分析イメージ、光学画像、定性分析というiMScopeのもつ3つの独自の特長を“TRIO ”としてさらに発展させ、国内外のライフサイエンス系の研究機関や製薬企業、共同利用施設等での幅広い用途に向けて市場投入します。

昨年4月に発売したiMScopeは、科学技術振興機構(JST)先端計測分析技術・機器開発プログラムの一環として得られた成果を製品化したものです*。光学顕微鏡の観察画像と大気圧下における質量分析で得られた5μmという高解像度の分子の分布画像を重ねて見ることのできる世界初の製品として最先端の研究開発に活用されています。

研究機関においては、正常な組織と疾患のある組織中の分子の分布状況の違いから疾患に特徴的なマーカーを探索できるツールとして、また製薬市場では、薬そのもの、あるいはその代謝産物の分布を見る薬物動態解析や、薬が集積している組織周辺の代謝産物の変動を見る毒性評価、既知のみならず未知の物質の増減を検出することによる薬効評価といった用途に効果を発揮するオンリーワン装置として注目されています。国立がん研究センターとの共同研究では、従来の分析手法では測定できなかった生体組織内の薬剤分布を直接測定する技術を確立するなど**、病気の超早期診断や創薬につながる先進的な研究成果が得られています。

欧州・ロシア地域は世界的な製薬会社や先進的な質量分析イメージングを実施している大学および研究機関が多く存在しており、このたびの「iMScope TRIO 」の販売によってそれらの研究を力強く支援します。

当社は研究機関等との共同研究を進め、がん研究、脳機能解析などの基礎研究や、DDS(Drug Delivery System:薬物送達システム)、メタボロミクス(代謝物解析)、法医学、脂質解析等のアプリケーションをさらに開発し、需要が高まっている臨床診断分野における効果的なツールとして今後年間で20台の販売を目指します。

【本製品の特長】
1.世界最高レベルの高空間分解能質量分析イメージング
レーザー径を最小5μmまで絞ることができる紫外光レーザーを搭載し、質量分析イメージングでは世界最高レベルの空間分解能を実現しています。網膜(10μm)のような薄い組織であっても、その中に含まれる脂質の階層構造まで観察することが可能です。
2.光学イメージと質量分析イメージの融合
高解像度の光学顕微鏡で得られた光学イメージと質量分析イメージをソフトウェア上で簡単かつ高精度で重ね合わせて観察できます。疾患や抗がん剤の分布等、興味のある領域の詳細な解析が可能になります。
3.IT-TOF の機能による高度な定性分析
イオントラップ(IT)によるMS(質量分析)のn乗解析と飛行時間型MS(TOF)を結合したIT-TOFの機能により、高精度な精密質量分析が行えます。イメージング用のサンプルからだけでなく、LC(液体クロマトグラフ)との接続によって、組織から抽出し分離されたサンプルの分析を行うことも可能です。

* 事業名:JST先端計測分析技術・機器開発プログラム
 ・機器開発タイプ
開発課題名 「顕微質量分析装置の開発」
チームリーダー 瀬藤 光利(浜松医科大学 解剖学講座 細胞生物学分野 教授)
開発期間 平成16~20年度
担当開発総括 澤田 嗣郎(東京大学 名誉教授)
 ・実証・実用化タイプ
開発課題名 「顕微質量分析装置の実用化開発」
チームリーダー 小河 潔((株)島津製作所 基盤技術研究所 先進技術開発室長)
開発期間 平成21~23年度
担当開発総括 角山 浩三(JFEテクノリサーチ(株) 顧問)

** 2013年12月18日プレス発表「がん組織中の薬物動態を可視化し臨床試験の早期段階での薬物評価を可能にする画期的技術 日本発の分子イメージング技術を導入した創薬研究システムの実用化」

名  称 イメージング質量顕微鏡iMScope TRIO
本体価格 15,000万円(税別)
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