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2014年3月11日 | プレスリリース 1280チャンネルの検出器で高速・高感度の分析が可能
ワイドレンジ高速検出器「OneSight」搭載X線回折装置
「XRD-6100 OneSight」「XRD-7000 OneSight」を発売

ワイドレンジ高速検出器搭載のXRD-7000 OneSight ゴニオメーター部分

ワイドレンジ高速検出器搭載のXRD-7000 OneSight ゴニオメーター部分

島津製作所は、検出チャンネル数が多く、従来検出器との比較で実用上100倍以上のピーク強度が得られ、25倍の高速測定を可能にするワイドレンジ高速検出器「OneSight」を搭載したX線回折装置「XRD-6100 OneSight」「XRD-7000 OneSight」を3月11日に発売しました。
X線回折装置は、試料にX線を入射して、試料で回折された特性X線の回折パターンを測定することにより、結晶系や結晶化度の決定といった物質の結晶構造解析に関わる幅広い情報を得ることができる装置です。また、特定の回折ピークに着目した定性や定量を行うこともできます。X線回折装置は金属、セラミックス、環境、医薬品など、様々な分野における研究開発や品質管理に利用されています。
本製品は、1280チャンネルもの多数の検出器が並んだアレイ型検出器を搭載しており、実用上、従来のシンチレーション検出器の100倍以上のピーク強度が得られます。また、検出器の回折X線取り込み角度が大きくなり、定性・定量分析の際の利便性がさらに向上したことで、分析時間の大幅な短縮を実現します。
新開発のソフトウェアは、測定の利便性を考慮したデザインに一新し、操作性が向上しました。作業効率の向上を図った機能を搭載し、お客様の分析をサポートします。
特に、インフラ整備に伴う建造物建て替えでのアスベスト分析の増加、ジェネリック医薬品の普及に伴う最終製品チェックの強化、また触媒の反応速度や寿命評価における形態解析等、いずれも検体数の増加や変化を伴う性能評価においてX線回折分析の高速化が望まれています。
当社は、ワイドレンジ高速検出器を搭載したXRD-6100 OneSight、XRD-7000 OneSightと共に、近年需要が伸びてきている高速検出器のオプションとしてOneSight単体での販売も行います。既設のXRD-6100、XRD-7000への据え付けも可能です。本製品の拡販により、新興国を始めとする海外のX線回折装置ユーザーの新規獲得に取り組み、本体と検出器オプションの合計で年間販売台数60台を目指します。

新製品の特長

1. 1280チャンネルのワイド型検出器にワンショット機能を搭載

従来のシンチレーション検出器は1点1チャンネルの素子ですが、今回新しく搭載された高速検出器はライン状に1280チャンネルの素子を持ちます。これにより、従来の検出器を搭載した装置と比較して、一度に広い角度範囲の回折線を検出できるようになりました。また、取り込み角度が大きくなったことにより、ゴニオメーターを固定して測定できるワンショット機能が加わりました。広い角度範囲の回折パターンを1度に取得できるため、測定時間が大幅に短縮します。

  • ※ゴニオメーター:入射、回折されるX線の角度を決定するXRDの本体部分

2. 3つの測定モードで定性分析時間を短縮

測定には「高分解能モード」「標準モード」「高速モード」の3種類のモードを用意しています。分野や目的に応じて感度や分解能を変更して測定することができ、広範囲の定性分析にも適しています。従来のシンチレーション検出器と同等の感度で比較を行うと、高分解能モードで10倍、標準モードで15倍、高速モードで25倍の高速分析が可能となります。

3. 新開発のソフトウェアによる操作性の向上

ワイドレンジ高速検出器OneSight用にソフトウェアの測定画面も従来から一新し、ユーザーの利便性を向上しました。必要な情報を一画面内に表示させることで、測定の状況が一度に分かります。

XRD-6100 OneSightの価格 1,760万円(税別)~
XRD-7000 OneSightの価格 2,130万円(税別)~
検出器オプションの価格 450万円(税別)

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