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2014年2月17日 | お知らせ Royal Society of Chemistryより、学術誌AnalystのHot Articlesに選出されました

当社ライフサイエンス研究所・岩本典子らの論文が、Royal Society of Chemistry(英国王立化学会)の学術誌であるAnalystのHot Articlesに選出されました。
(本報告は、国立がん研究センターとの産学連携共同研究成果の一つです)

選ばれた論文は、モノクローナル抗体分析における新しい手法を提唱するものであり、抗体分子の大きさと、その配向に着目した画期的な方法です。細孔径100 nmの樹脂に固相した抗体を、直径200 nmのナノ粒子に固相したプロテアーゼで分解し、質量分析にて検出・定量します。抗体へのプロテアーゼのアクセスを制限することで、抗体の性質を決定する可変領域ペプチドを選択的に検出することに成功しました。
この手法を応用することで、抗体の種類に依存しない血中濃度測定が可能となり、質量分析を用いた抗体医薬品の薬物治療モニタリングシステムの開発に、大きく貢献できる可能性があります。

Royal Society of Chemistryより、学術誌AnalystのHot Articlesに選出されました

論文名

Selective detection of complementarity-determining regions of monoclonal antibody by limiting protease access to the substrate: nano-surface and molecular-orientation limited proteolysis
Noriko Iwamoto, Takashi Shimada,* Yukari Umino, Chikage Aoki, Yutaka Aoki, Taka-Aki Sato, Akinobu Hamada and Hitoshi Nakagama
Analyst, 2014,139, 576-580

この論文は以下のリンクから一ヶ月程度、閲覧可能です。

http://blogs.rsc.org/an/2014/02/07/hot-articles-in-analyst-32/

http://pubs.rsc.org/en/Content/ArticleLanding/2014/AN/c3an02104a#!divAbstract