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2013年10月15日 | プレスリリース 広波長帯域において高回折効率を実現した レーザ用回折格子を発売
- 外部共振器やパルス制御に最適 -

レーザ用回折格子

レーザ用回折格子

島津製作所は、レーザシステム向けの構成部品に適した高効率の平面回折格子を、10月16日に新発売します。また、本製品を「インターオプト2013」(10月16日~18日、パシフィコ横浜)に出展します。

回折格子は、種々の波長が混ざった光(白色光)を波長ごとに分ける光学素子で、基板表面に1mmあたり数百~数千本の格子溝が規則正しく配列された構造をしています。さまざまな波長が混じっている光から特定の波長の光だけを取り出すためのキーデバイスとして、幅広い業界・分野において使用されています。
優れた収差補正を実現する「非球面波露光法」や反応性イオンビーム・エッチング技術をはじめとする、様々な独自技術を盛り込んだ当社の回折格子は、その優れた結像特性や低迷光特性、また回折効率特性から、全世界において、ライフサイエンス・化学・環境分野などにおける分析機器用途や放射光施設における研究用途、また光通信用途などで採用されています。(日本においてはトップメーカーです)。

近年回折格子は、医療用画像検査機器として臨床応用が進んでいる光干渉断層計(Optical Coherence Tomography: OCT)の光源である波長可変レーザや、ハイパワー化が進むレーザ加工機の光源として用いられているパルスレーザに組み込まれるなど、レーザ応用分野においても使用され始めています。
そこで当社は、各種レーザの波長帯域で、溝に垂直に偏光した光(TM偏光)において最大の効率が得られるように溝形状を最適設計し、高い回折効率を実現することでレーザ用途に特化した本製品を開発しました。
また本製品は、これまで培ってきた金属膜コーティング技術をさらに改良することで、優れたレーザ耐性を有しています。今後、本年4月に発売した高耐性レーザミラー・レーザウィンドウで実現したアモルファス膜製膜技術を展開して、高効率を維持しながらも、さらなる高出力レーザにも高い耐性を有する回折格子を開発する予定です。

当社は、レーザ用途に特化した回折格子のラインナップを充実させることにより、レーザ加工分野の発展や最先端医療の実現などに貢献します。

本製品の特長

1. 広い波長帯域において高い回折効率を実現

各種レーザの波長帯域に応じて、溝に垂直に偏光した光(TM偏光)で最大の効率が得られるように溝形状を最適設計しており、外部共振器やパルス制御に適しています。
特に、633nmから1064nmまでの波長に対応する溝本数1600本/mmタイプは、業界最高レベルの98%以上の回折効率を実現しており、レーザ加工機の光源として用いられるレーザのパルス伸長・圧縮において強みを発揮します。

2. 充実したラインナップ

溝本数と波長域の組み合わせにより、可視域から近赤外の各種レーザの波長に合わせて最適設計した9種類のラインナップを取り揃えており、ご使用いただくレーザの用途・目的に適したものを選択していただくことができます。
高精度な二光束干渉による露光により製作されたマスタより複製したレプリカ品ですので品質が安定しており、またコストパフォーマンスに優れています。
またお客様のご要望に応じて、コーティング特性、基板形状、外形形状などについて特別仕様にて対応します。

名  称 レーザ用回折格子
価  格 200,000円(税抜)
販売計画 売上1億円(2016年度)

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