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2013年8月22日 | プレスリリース あらゆる高感度定量試験のデータ信頼性を担保した時間短縮
トリプル四重極型液体クロマトグラフ質量分析計LCMS-8050を発売
- 世界最高の超高速性能とクラス最高感度を実現 -

超高速液体クロマトグラフNexera MPとトリプル四重極型液体クロマトグラフ質量分析計LCMS-8050

超高速液体クロマトグラフNexera MPとトリプル四重極型液体クロマトグラフ質量分析計LCMS-8050

島津製作所(京都市 社長:中本晃)は、世界最高の高速性能とクラス最高感度を実現したトリプル四重極型液体クロマトグラフ質量分析計LCMS-8050と、これに対応したワークステーションLabSolutions LCMS Version 5.60を2013年8月22日に発売します。

開発の背景

LC/MS/MSによる定量試験やスクリーニング、およびプロファイリングを行っている研究者の間では、データの信頼性を損なわずに時間短縮を行ないたいというニーズが常に存在していました。当社は2010年9月に世界最高の高速性を実現したLCMS-8030を発売し、2012年5月にその高速性能を維持したままで5倍の感度向上(当社比)を実現したLCMS-8040を発売しました。へルスケアや臨床分野でのLC/MS/MS需要の高まりとともに、高感度定量における時間短縮への要求がさらに大きくなってきています。その要求にお応えするため、高速性能をさらに進化させ、かつクラス最高感度を実現したLCMS-8050をUFMS(超高速質量分析計)ラインナップの最上位機種として市場投入します。

本製品の特長

(1) アトグラム感度と耐久性の両立

ネブライザガスの周囲に加熱ガスを追加することで脱溶媒を促進し、イオン化効率を向上させた新ESIユニットと、コリジョンセル内のガス圧を最適化することでCID効率を向上させた新コリジョンセルUFsweeper®IIIにより、LCMS-8040から約6倍の感度向上を実現しました。 質量分析計において、一般的な高感度機では、イオンの導入口を大きくし、イオンの取り込み量を増やすことにより感度を向上させています。この場合、イオン取り込み量の増大は装置内の汚染につながるため、真空系を強化する必要があり、それがコストの増加につながっていました。LCMS-8050は8040のイオン光学系・真空系そのままで高感度化を実現しており、耐久性およびメンテナンスコストの面で優れています。

(2) 進化したUFテクノロジー

LCMS-8030/8040の高速性を更に強化し、最高30,000 u/sの超高速スキャン、正負イオン化切替時間5 msecの超高速正負イオン化切替測定が可能になりました。当社の超高速液体クロマトグラフNexeraとのコンビネーションで分析のスループットを改善し,お客様の生産性を向上させます。また、測定イベント数の上限を512から1000に拡大。最大32000個 (1000イベントx 32ch) のMRM (Multiple Reaction Monitoring)を組むことができます。

最高スキャンスピード: 30,000 u/s (LCMS-8040の2倍高速)
正負イオン化切替時間: 5 msec (LCMS-8040の3倍高速)

 

(3) ユーザーに優しい簡単操作・簡単保守を実現

新設計のイオン化ソース

ケーブルレス構造を実現した新規設計のイオン化ユニットで、ESI/DUIS、APCIイオン化ユニットの交換、脱着、日常のメンテナンス時の操作性が大幅に向上しました。また、MRMに関する電気的なパラメーター (Pre rod電圧・コリジョンエネルギー) はLCMS-8030/8040と同一であるため、LCMS-8030/8040で作成したメソッドや各種メソッドパッケージをそのままご使用いただけます。

LCとLC/MSに用いるソフトウェアを完全統合

LCMS-8030/8040/8050のソフトウェアは、当社LC製品 (Nexeraシリーズ、Prominenceシリーズ)およびシングル四重極型LC/MS (LCMS-2020) と完全に統合されており、それぞれの装置を全く同じ操作感で使用できるため、使用者のトレーニング負担を軽減することができます。ソフトウェアは日本語・英語に対応しています。

MRM条件の最適化を自動で実行

定量対象成分数が増えても、成分ごとのMRM条件の最適化を自動で行うことができますので、熟練者でなくても装置の性能を十分に生かした高感度分析が可能です。

簡単メンテナンスでダウンタイムを短縮

イオンソースから真空系へイオンを導入する脱溶媒キャピラリーの取り付け・取り外しが、真空を停止することなく作業可能で、これまで丸1日かかっていたメンテナンスもわずか数十分で復帰できるようになるなど、ユーザーに優しい操作・装置メンテナンスを実現しています。

名  称 トリプル四重極型液体クロマトグラフ質量分析計LCMS-8050
本体価格 3,250万円~(税別)
販売計画 2013年度 100台

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