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2013年6月7日 | プレスリリース トリプル四重極質量分析計によるメタボローム解析を支援する
「LC/MS/MSメソッドパッケージ 一次代謝物」を発売

島津製作所は、当社トリプル四重極型高速液体クロマトグラフ質量分析計(LC/MS/MS)を用いたメタボローム解析(メタボロミクス)を支援する「LC/MS/MSメソッドパッケージ 一次代謝物」を発売します。本メソッドパッケージにはMSの測定条件、LCの分離条件、および各化合物の保持時間が登録されたメソッドファイルとレポートファイルが添付されているため、複雑な条件設定は必要なく、試薬の調製をするだけでスムーズに分析業務が開始できます。
LC/MS/MSによる一次代謝物55成分の一斉分析を20分で行うことを可能にし、医学系の大学や研究機関などにおけるメタボローム解析をサポートします。

開発の背景

生体機能を維持する際に生じる様々な代謝物の網羅的な解析を行うメタボローム解析は、疾患の原因解明や疾病の早期発見を目的とした疾患バイオマーカー探索など、医学系分野において基礎・臨床を問わず、幅広く用いられている手法です。とりわけ、生体内において代謝活動の中核をなしている解糖系、TCA回路、ペントースリン酸経路などの代謝経路を対象とした多成分一斉分析法は、ライフサイエンス系分野の研究者にとって極めて重要性の高いものです。
分析対象となる一次代謝物の多くは親水性であるため、イオン性化合物の分析に特化したキャピラリー電気泳動-質量分析計(CE/MS)を用いた分析が広く行われていました。しかし、CE/MSはランニングコストが高額になることや、オペレータに熟練者が求められるといった点から、LC/MSやGC/MSを用いた、より簡便な一斉分析方法の開発が求められていました。
本メソッドパッケージはそうしたニーズを背景に、LC/MS/MSを用いた分析になじみのない医学系研究者にも簡便に当社LCMS-8030/8040の高速性、高感度を生かしたメタボローム解析をしていただけるよう開発した製品です。

本製品の特長

1. LC/MS/MSを用いた一次代謝物55成分の一斉分析が可能

イオンペア試薬を加えた移動相を用いることによって、解糖系、TCA回路、ペントースリン酸経路に関連する代謝物および、アミノ酸、ヌクレオチドといったライフサイエンス分野のメタボローム解析において重要となる代謝物の全55成分を対象として、20分という短時間での高速多成分一斉分析を可能にしました。

2. 生体組織から組織抽出物を調整する前処理法を提供

本パッケージには、生体組織から組織抽出物を調製するための前処理プロトコルが含まれており、LC/MS/MSによるメタボローム解析を経験したことがない方でも、取扱説明書にあるプロトコルに従い、スムーズに一次代謝物のメタボローム解析や代謝物の変動解析を行うことができます。また、生体組織を試料とした場合には組織の大きさが個体間で異なるため、複数サンプル間での正規化が必要となります。本パッケージには2種類の内部標準物質の分離条件、分析条件が最適化されており、この標準物質を使った複数サンプル間での正規化ができます。

  • ※ 本製品は研究用です。臨床診断用途で使用することはできません。
製品名 LC/MS/MSメソッドパッケージ 一次代謝物
価格 1,200,000円(税別)

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