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2013年5月20日 | プレスリリース 燃焼計測に新たなアプローチを提供する
エンジン燃焼発光計測用 光プローブ「ExDop(エックスドップ)」を発売
- 燃焼の光計測をより身近に -

エンジン燃焼発光計測用 光プローブ「ExDop」

エンジン燃焼発光計測用 光プローブ「ExDop」

島津製作所は、エンジンの燃焼状態を計測するために必要な高耐久性光プローブ「ExDop(エックスドップ)」を5月20日に発売します。また、「自動車技術展 人とくるまのテクノロジー展2013」(5月22日~24日、パシフィコ横浜)に出展します。

自動車市場は、先進国の一部においてはハイブリッド車や電気自動車の導入が盛んであるものの、新興国における需要の急拡大もあり、2030年においてもなお、従来型のエンジンを搭載した自動車が8割を占めるであろうことが予想されています。

一方で、国際的な地球温暖化問題により欧米や日本における燃費規制や排ガス規制は段階的に厳しくなっており、また原油価格の高騰も続いていることから、燃費の良い自動車への需要が高まっています。そこで動力源であるエンジンについては、熱効率の向上、優れた環境性能や代替燃料への対応などが求められています。

エンジン開発の現場では、プリイグニッション(過早点火)やノッキングなどの異常燃焼の低減やエネルギー効率の良い理想的な燃焼など「燃焼の質の向上」への関心が強まっており、燃焼サイクルの過程で刻々と変化する燃焼状態を高精度に計測することへの期待が高まっています。
この点、高速応答性という特徴を有し、燃焼状態の変化を瞬時に捉えることを可能にする、光を用いた計測手法が有効です。
燃焼の光計測手法としては発光・吸光・蛍光などを利用したものがありますが、その前段階として高圧・高温・高振動と過酷な条件にあるエンジン筒内から手軽に安定して光を取り出すことが困難でした。

そこで当社は、エンジン筒内の燃焼光を、効率よく計測器に伝送するための光プローブを開発しました。本製品は、材料選定や部品形状、組立工程の最適化などにより、高耐久性・小型化・低価格も実現しています。
本製品をご使用いただくことにより、燃焼発光について信頼性の高いデータを手軽に取得することができます。自動車のみならず、船舶・産業用車両・発電機など幅広い分野のエンジン開発において、燃焼効率の向上、低エミッション化の推進、シミュレーションの検証の効率化に貢献します。

当社は、エンジン計測事業の足がかりとして本製品を発売し、今後本事業の拡大を図っていきます。

本製品の特長

1.信頼性の高いデータの取得を実現

耐熱300℃、耐圧10MPa、耐振50Gの耐久性を実現した上、使用中の劣化を低減しました。そのためエンジン筒内の苛酷な環境からでも信頼性の高いデータを取得することができます。

2.幅広い燃焼状態を可視化

紫外~可視~近赤外(300nmから810nm)までの光を高い透過率で通すため、ノッキングなどの強い発光や熱放射などの計測はもちろんのこと、アイドリングやラジカル発光など紫外域や微弱な光の計測でも威力を発揮します。

3.カスタマイズ対応が可能

標準で2種類の先端形状を用意しているほか、お客様のご要望に合わせた形状でのご提供や支給部品への組込みといったカスタマイズにも対応します。

名称 エンジン燃焼発光計測用 光プローブ「ExDop(エックスドップ)」
価格 58万円~(税抜)
販売計画 1000本(2014年度)