当社の企業倫理・コンプライアンス
基本的な考え方
グローバルに事業を展開している私たちにとって、社会からの信頼は事業活動の推進に不可欠です。私たちは「コンプライアンスはすべてに優先する」とし、社員の行動指針である「企業倫理規定」において次の5つの行動原則を定め、グローバル企業として世界から信頼され、社員が誇りを持って働く会社を目指し日々活動していきます。
- お客様本位
- 公正・透明な行動
- ステークホルダーとの対話
- 社会への貢献と地球環境の保全
- 社員の創造性と個性の尊重
公正な競争・取引
私たちは、世界各国に展開する事業活動や個人の生活において、法令及びその他の社会的規範を遵守し、公明かつ公正に行動することをCSR憲章及びそれに準じる活動方針に定めています。
- 私たちは良識を持って公正な商取引を行います。
- 私たちは不当な取引を制限し、また、自由な競争を排除するような行為は行いません。
- 私たちは、政治・行政との健全かつ正常な関係を保ちます。
- 私たちは、職務上の関係者である公務員あるいは民間の取引先・関係先と、法律や社会的常識に反するような付き合いを行いません。
- 私たちは、私的な利益を目的に会社を不当に利用したり、職権を乱用したりしません。
医療機関等との関係の透明性向上へ
私たちは、医療機器の開発・製造・輸入・販売において連携が不可欠な医療機関等との関係の透明性を高め、社会から信頼を得られる企業となるため、「医療機関等との関係の透明性に関する指針」を策定し、医療機関等への資金提供情報を公開しています。
医療機関等との関係の透明性に関する指針 (PDF:165 KB)
内部監査の実施
内部監査については、営業関連は営業戦略室、技術研究関連は技術推進部、製造関連は製造推進部がそれぞれ販売、研究開発、製造等の業務機構に対するモニタリングを実施することに加え、経理、人事、法務、品質保証、環境管理等を担当する全社部門が各専門分野について全社の事業活動に対するモニタリングを実施しています。また、社長直轄として内部監査室を設置(内部監査人7名を配置)し、業務執行のラインから独立した視点で、内部統制の有効性を評価しています。
企業倫理
企業倫理意識浸透への取り組み
私たちは、社員の行動指針である「企業倫理規定」のエッセンスをよりわかりやすくまとめた「企業倫理行動規範ハンドブック」を作成し、企業倫理意識の浸透を図っています。
また、本社・国内グループにおいて、毎年e-learning(2021年の受講率は95.8%)または学習冊子による企業倫理教育を実施しているほか、集合研修等によるコンプライアンス研修を実施しています。

企業倫理学習冊子

企業倫理行動規範ハンドブック
相談・通報窓口の整備
企業倫理に関する問題の予防・早期発見・対策のため、「企業倫理に関する相談・通報窓口」を社内外に設け、島津グループ全従業員および派遣社員、社内で業務に従事する請負会社従業員に周知しています。相談・通報に対し、必要に応じて調査、是正、再発防止策の策定を行う他、不利益な取扱いの禁止等、相談・通報者の保護に関するルールを整備しています。2019年度はグループ全体で40件の相談・通報がありました。