VOC汚染土壌の対策に「電気発熱法」による短期間・低コストな土壌浄化システム

土壌は、いったん汚染されると何らかの浄化措置を行わない限り、元の状態に戻ることはなく、次世代への負の遺産として蓄積されます。土壌汚染で問題の一つとして挙げられるのが、揮発性有機化合物(VOC)によるものです。VOCは、土壌中で分解されにくく、比重が水よりも重いことから地下深くに浸透し、土壌や地下水中に残留し続けると言われています。さらに、VOCに汚染された地下水が流れて汚染が拡散し、広域化する恐れもあります。

当社の「電気発熱法」は、オランダで開発された技術をもとに、日本の土壌汚染の実態や土壌の性質に適合するよう技術開発を重ねて実用化した、VOC汚染土壌の浄化技術です。短期間・低コストでの浄化を実現していることも、大きなポイントです。

電気発熱法では、地盤に挿入した電極から土壌に交流電流を流すことで、土壌自身の電気抵抗によって発生するジュール熱により、土壌温度は40℃~80℃になります。土壌温度の上昇により、汚染物質であるVOCは土壌から離れて気化したガスとなり,効率よく回収できるようになります。また、VOCを分解する微生物の活性化に最適な土壌温度を選択すれば、微生物分解浄化法を強力にアシストする技術としても活用できます。

また、電極やケーブル配線を地中に埋設することで、操業中の工場や倉庫・駐車場など稼働中の設備の直下などでも浄化対策が可能となります。また、汚染物質の濃度や深さにはほとんど影響を受けないので、高濃度かつ深部に残留した汚染についても対応できます。特に粘土層には電流が流れやすい性質があるため、浄化に適しています。 さらに、大規模な土木工事が不要であり、騒音・振動も発生しにくいなど、環境負荷の小さい土壌浄化技術です。

現在までに、継続実施中のものも含み30件以上の施工実績があり、いずれにおいても十分な浄化効果が得られていることから、お客様にもご満足いただいています。

電気加温法による土壌浄化システムの原理
https://www.shimadzu.co.jp/news/press/n00kbc0000003hl9.html

電気発熱法システム概要図
https://www.shimadzu.co.jp/research_and_development/remediation.html

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