海外営業

「真のグローバル企業」へ向けて邁進する日々。

Shimadzu (Asia Pacific)Pte. Ltd.(シンガポール)
ビルマ語学科
郡山 健吾 / 2004年入社

  • 営業系
  • 海外
  • 男性

「アジア時代」へ向けて、現地のニーズを的確に反映する

Shimadzu (Asia Pacific)Pte. Ltd.は、フィリピンからアフガニスタン市場までを担当する分析計測機器・医用機器の販売子会社であり、シンガポール本社とインド、マレーシア、フィリピンにある子会社で構成されています。現在のアセアン・インドは、豊富な人口と安価な労働力を背景に世界中から投資が集まっており、またその個人消費拡大によって今後の「アジア時代」を担っていくと言われている地域です。当社では各国への販売支援をはじめ、お客様へのアフターサポートを行っています。さらにアジア物流拠点であることから、現地で求められているものをスピーディーかつ的確に製品開発して生産へ反映するハブ機能としての役割を持ち、アジア特有のお客様ニーズに合ったサービス、アプリケーション開発にも力を入れています。

めざましい発展を遂げる多民族国家。そんな中、日本ではなかなかない経験も

勤務先であるシンガポールでは総勢160名のスタッフが働いています。多民族国家ですので、中華系・マレー系・インド系のシンガポールスタッフから、中国本土やマレーシア、フィリピン、インドネシアなど国籍・人種は多岐にわたります。全体ミーティングは英語を使って行いますが、随所に中国語やマレー語などが入り交じった、いわゆる「Singlish」と呼ばれる特有の訛りのある英語が主流です。おかげで私自身も、日本訛りの英語からすっかりSinglishになりました。
シンガポールの気候は常夏、一年を通して高温多湿の地域です。東南アジアを代表する経済都市です。
シンガポールの一歩外を出るとまだまだ電力供給が不安定な国が多く、事前連絡なしに停電になったり落雷で機材がショートしたりなど日本では想定していない事件が起こります。そのため、お客様にはUPS(無停電電源装置)など使用した機器の設置をおすすめしているほどです。ネズミの仕業で機材のケーブルが断線したり、機材が突然ショートを起こすなどの事件もあります。これも日本ではなかなか考えられないことです。

日本企業の良さを活かし、お客様と信頼関係を構築

2014年4月に、アセアン・インドを拠点に活動している日系企業や、近年アセアンへ投資拡大を進めている韓国・中国・台湾企業へ向けた専任セールスプロモーショングループを設立しました。主な業務としては日本国内、各海外販社、各国の代理店と連携して顧客情報を管理し、計測機器のセールスやサービスサポートを行っています。また島津ブランドのイメージ向上のため、各国におけるセミナーの開催や展示会の参加なども実施しています。業務は多岐にわたりますが、日系企業特有のきめ細かな商習慣と迅速なサービスを強みに、お客様との信頼関係を構築する組織作りを進めています。当社において唯一日本語が流暢に話せる部署でもあることから、日本で契約して海外に導入するODAやSATREPS(地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム)など、経済協力の窓口としても活躍しています。

「真のグローバル企業」へ向けて邁進する日々

こちらに来て気付いたのが、ビジネスにおいて日本人は“短気”なことです。仕事に真面目で真剣な余りでしょうか、現地のお客様に比べてすぐ怒り、代理店や現地スタッフも困ったり戸惑ったりする場面に幾度も遭遇してきました。現地スタッフの報告では安心できないのか、日本人を通じた再確認を求められることも少なくありません。こういった商習慣の違いについて、現地スタッフに理解してもらうことの難しさを感じています。しかし、その一方で、クレーム対処の素早さや的確さからお客様との関係が良好になり、「価格や仕様」ではなく「信頼関係」で長く愛用いただけることがあるのは、日本の商習慣の良い面であると思います。日系企業には日本流儀を強く推し進める企業が多いですが、「真のグローバル企業」を目指す当社は、日本流儀の良い部分は残しつつ、現地に適したローカル化を目指していきます。

価値観の違いを理解することが、新たな製品開発に繋がる

私の目標は、島津での海外事業開発を通じて、いつか「世のため人のために働けた!」と胸を張って言えるようになることです。これからは海外営業からの意見が製品開発に大きく影響を及ぼしていく時代に入っていくと思います。なぜならアジア市場が確実に年々拡大していくからです。そのためにも今は、それぞれの国のお客様の真意を理解し、どんなことで困っているのか・どこを改善していけるのか・何に喜んでもらえるのかをしっかり把握し、社内へフィードバックしていくことが課題です。人種、文化の違いから物事の見方や考え方、価値観が異なることは当たり前。今まで学んできた経験を押し付けるのではなく、まずは相手の声に耳を傾け理解してみること。これは意外に難しく、忍耐が必要です。しかし、その繰り返しが新たな製品開発及び既存製品の改良の手掛かりとなり、当社の発展に貢献し、ひいては「世のため人のため」になる社会企業としてのミッションを果たしていくことができると考えています。

自然も近代的な建物も美しい街

シンガポールでのイチオシは、自然を満喫できるマクリッチ貯水池公園です。大きな池を囲むように遊歩道が敷かれていて、少し歩けば野生のサルやオオトカゲ、リス、色鮮やかな蝶々など様々な生き物と遭遇できます。また、園内にあるツリートップ吊り橋からの眺望は最高です。シンガポールと言えば、ランドマーク的な総合リゾートホテルであるマリーナベイサンズや、シンガポール証券取引所などの近代的な建物に覆われた街を想像されがちですが、元々はジャングルを切り開いて作られた国ということもあり、実は多くの森林と動物がうまく共存する街でもあるんですよ。

SHIMADZU PEOPLE

社員インタビュー 一覧へ