分析計測機器・製品開発

育児しながら働く女性開発者の道を切り拓きたい。

分析計測事業部 MSビジネスユニット
総合文化研究科 広域科学専攻
朝野 夏世 / 2009年入社

  • 技術系
  • 国内
  • 女性

経験を積むことで、日々さらなる課題へ挑む

現在、3歳の男の子のママをしながら働いています。私が所属する分析機器の開発を行う部署はお客様対応などで外勤の多い仕事ですが、出産後は主に社内での業務を任されています。お客様向けの資料作成ではカタログやチラシを原案から完成まで編集を1人で担当するほか、お客様の要望に合わせた個別の分析データを採取することも少なくありません。そういった場合はお客様の要望に添うだけでなく、製品の品質・良さを提示するために装置の性能を最大限に活かしたデータを取る必要があるので、長期に渡る分析作業を行うこともあります。1~2ヵ月試行錯誤を続けてやっと望むようなデータを出せた時には、いつもひとつ殻を破ったような達成感を覚えます。様々な仕事の経験を積めば積むほど自分の課題が見えてきて「もっと頑張ろう」という思いが湧いてきます。入社後、様々な業務に携わってきた中で、化学物質管理に関する資格をいくつか取得しました。スキルアップできたことも仕事への自信に繋がっています。

出産・育児休暇を経て復職

2012年から2013年にかけて10カ月間、1人目の出産に合わせ、出産・育児休暇を取得しました。実は産休へ入る前も復職する時も、長く職場を離れることが自分の評価やキャリアにとって不利にならないかという不安がありました。しかし実際に復職してみると、働く時間が制限されている現在のほうが、より集中して仕事に取り組めるからか、むしろ以前よりも高く評価してもらえているように感じます。
現在、平日は1人で育児に励んでいます。結婚当初から夫とは仕事の関係で週末婚状態が続いてます。私は京都、夫は岡山と離れて暮らしているのですが、必要な時には手伝いに来てくれますし、実家の母のサポートもあって仕事と育児を両立できています。育児をしていてありがたいのは、当社のサポート制度です。育児中の人は半日休暇を多く取得できたり、子供が病気した時に看病のための休暇を取得できたりと、多くの制度を利用できるのでとても心強いです。現在2人目を妊娠中ですが、一度目の経験があるため職場を離れる不安は全くなく、安心して臨めることを嬉しく思っています。

やる気がある人に活躍の場を与えてくれる会社

所属している部署のメンバーは、私以外は全員男性です。島津製作所は会社全体でも男性が多いですが、男女関係なく意見を出し合える雰囲気があるので、女性であることを不利に思う場面はありません。同時にお互いを尊重する環境があるため、装置やパンフレットなどのデザインに関して、女性の視点から意見を求められることもよくあります。そんな時には積極的に意見を出すように心がけています。また、女性ならではの細やかな心配りを強みに、コミュニケーションは自分が中心となるよう意識しています。例えばお客様向けの資料作成であれば、関連部署と密に連携をとり、装置のよさはもちろん、周りの方達が開発にかける思いなどをお客様へ伝えるため“製品開発者とお客様の橋渡し役“として精いっぱい努めています。

育児しながら働く女性技術者の道を切り拓きたい

昇進に関しては、出産・育児で休んだ期間分の遅れはあったものの、育児と仕事を両立しながら主任に昇級することができました。島津製作所という会社は、働いた時間ではなく、本人の働きぶりをきちんと見て内容で評価してくれる会社であると実感しています。女性もどんどん活躍できる土壌があるので、出産・育児を経ても家庭と両立しながら働いていきたいという女性にはいい環境が整っています。とはいえ、まだまだ女性技術者が少ないのが現状。今後もっと女性技術者が増えて社内に新しい風を吹かせてくれると嬉しいです。私自身、育児しながら働く女性技術者の道を切り拓きたいと考えています。女性の後輩達にはぜひ様々なことをアドバイスしていきたいですし、ライフイベントを経て力強く働いていく、そんな女性達に頼られる存在になりたいと思っています。

MY WORK LIFE

現在までのキャリア

  • 2009
    島津製作所に入社。
    分析計測事業部 ライフサイエンス事業統括部 MSビジネスユニット LCMSグループへ配属。
  • 2012
    2012年5月~2013年3月、出産・育児のため休職。
  • 2013
    4月、復職。
  • 2015
    4月、主任に昇格。
  • 2015
    分析計測事業部 ライフサイエンス事業統括部 MSビジネスユニット ソリューション開発グループへ異動。
    質量分析装置や分析をサポートする製品の開発を担当しながら、同時にそれらの内容をお客様へわかりやすく伝えるための資料作成、学会・展示会の準備などを任されています。製品開発者とお客様の橋渡し役として、業務が多岐に渡るため、周囲の人たちとの協力を特に大切にしています。

一日の流れ

  • 9:00
    • 子供を保育園まで送ってから出社
  • 9:10
    • お客様向け資料・書類の作成
    • 会議の準備
  • 12:00
    • 昼食・休憩
  • 12:45
    • 定例ミーティング
  • 13:00
    • 実験・分析データの採取
  • 17:40
    • 退社
    • 子どもを保育園まで迎えに行き帰宅

リーダーシップを発揮しながら、周囲との繋がりを尊重できる人柄

朝野さんは現在、液体クロマトグラフ質量分析装置(LCMS)の分野で花形と言われる用途開発・分析手法開発でリーダーを担当中。同僚や関係部署の人たちを繋ぐ架け橋として、しっかり役割を果たしています。また、ムードメーカーとして周囲を盛り上げてくれる一面も。彼女のおかげで笑顔が絶えない職場になっています。
将来的には、LCMSの様々な分野で製品開発を行ってノウハウを習得し、島津社内だけでなく、お客様や分析業界からも慕われる「LCMSのエキスパート」になってほしいですね。

分析計測事業部 課長 渡辺 淳

SHIMADZU PEOPLE

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