分析計測機器・製品開発

心を打たれた技術者達の情熱

分析計測事業部 ライフサイエンス事業統括部
薬学部 製薬化学科
(卒業後、同学部から博士号授与)
飯田 順子 / 1983年入社

  • 技術系
  • 国内
  • 女性

長く働ける場を求めて、島津製作所へ入社

私が島津製作所へ入社したのは、1年先に当社に入社していた女性の先輩から話を聞いたことがきっかけでした。すでに内定の決まった製薬会社があったのですが、女性が長く働くのは難しいと判明して辞退。どうしようかと思っていた時、研究室の教授を通してその先輩を紹介され、島津製作所が「男女の差がなく女性も長く働くことができる職場環境であること」「自主性を尊重する会社であること」を聞いて入社を決めました。当時、他の企業へ入社した同級生の女性達からは「女性は出張に行く慣例がない」「長く働けそうにない」などと聞くことも少なくなかったので、島津製作所は男女平等という環境をいち早く整えていたのだと思います。
それでも私が入社した時は、まだ技術職に女性は数人で、女性の管理職はいませんでした。自分がどこまでできるのかわからないけれど、できることを一生懸命やっていこうと心に決めて社会人生活を始めました。

前例にとらわれずチャレンジを続けてきた

最初の配属先では、質量分析装置を使った新たな分析手法の考案や操作方法をお客様に伝えることを担当していました。業務を進めるうちに「もっと質量分析の最先端を学びたい」と思うようになり、会社にかけ合って復職を前提に米・バージニア州立大学へ留学。帰国後は製品開発だけでなく、海外営業など、様々な部署を経験する機会に恵まれ、女性で初となる部長職に就任しました。
実は、入社した時から「この年齢までに部長職に就けなければ島津製作所を離れよう」と自分の中で定めた期限がありました。女性で部長となった前例がないことを知った時、それを理由にチャレンジを躊躇したくないと思ったためです。部長になることが目的だったわけではありません。最善を尽くして仕事を続けるための「自分自身との約束」でした。これがあったからこそ、いつでも私心なくベストを尽くしてこられたのだと思います。そして、部長職内定の話があったのは、まさにその期限が近づきつつあった頃。別の人生を考えなくては、と思っていた私はとても驚き、喜ぶよりも先に気の抜けた声を出してしまったのですが、今ではそれも笑い話です。

心を打たれた技術者達の情熱

プロダクトマネージャーとして製品の起案責任者を務めた時、島津製作所の社風を表す印象的な出来事がありました。“天然物や有機合成物の中に極微量存在する化合物の構造を決める製品”を作るための企画会議を行いました。そこで、お客様である研究者が求める性能に対し、「目標が高すぎる。納期などを考えると、その性能を求めるなら開発から降りざるを得ない」と、意見の対立がありました。しかし、そのやりとりを聞いていた若手技術者たちが一丸となって、日々苦労を重ね、目標とした性能を実現。さらに嬉しいことに、それが他社が達成できないほどの性能だったため、世界で長期にわたって売れ続ける切り札となりました。みんなの頑張りと諦めず努力し続ける姿、技術者としての真摯な情熱に感動しました。
当社では、多くの部門の人が「世界で役立つ製品を世に出す」と心をひとつに取り組む姿勢があります。こういった技術者の情熱を感じるたびに、仕事へのやりがいを感じ、この会社で働くことができて良かったと実感します。

就職活動中の皆さんへ

就職活動中の方、特に女性の皆さんは、今後の人生における出産や育児などについての考えがあると思います。働いていく中で価値観が変化することもあるでしょう。島津製作所は今、そういった個々の価値観・要望・ペースに応じる体制を整え、グローバル企業としての強みをより高めようとしているように感じます。
当社には個人を尊重する文化と、老舗でありながらチャレンジを支援するベンチャー企業的な風土があります。また、新たなものに挑戦して自分の力を試せる場と、それを応援してくれる上司・周囲との人間関係もあります。仕事をする中で、やりたいことがすぐに通らなかったり失敗したりすることもあるでしょう。そんな時には、ぜひやり方を変えて違うアプローチで再トライしてみてください。あなたのやる気に、周囲はきっと応えてくれます。これからも島津製作所は、性別も年齢も関係なく、やる気のある人にどんどん機会を与える仕組みを充実させていきますから、その点にぜひ期待していただきたいです。
日本の良さを生かしながら、会社を世界市場の中で大きくしていく。そんなチャレンジ精神を持つ方と一緒に働けることを、楽しみにしています。

MY WORK LIFE

現在までのキャリア

  • 1983
    島津製作所に入社。
    計測事業本部応用技術部京都分析センターへ配属。
  • 1992
    より高度な専門知識を学ぶため、復職を前提に休職しアメリカへ留学。
  • 1993
    復職
  • 1994
    分析事業本部 第一分析事業部技術部へ配属
  • 1995
    国際本部 第一海外営業部へ異動
  • 1997
    分析機器事業部にて課長に就任、プロダクトマネージャーを務める
  • 2001
    分析機器事業部 MS/GCビジネスユニット プロダクトマネージャーを務める
  • 2006
    分析計測事業部にて、女性初の部長に就任
  • 2008
    分析計測事業部 ライフサイエンス事業統括部MS
    ビジネスユニット プロダクトマネージャーを務める
  • 2012-
    分析計測事業部 ライフサイエンス事業統括部
    担当部長(現・シニアマネージャー)

    ライフサイエンス事業統括部 シニアマネージャーとして、関連部門横断的に、分子診断事業に取り組んでいます。また、大阪大学との共同研究講座「大阪大学・島津分析イノベーション共同研究講座」の招へい教授を務めています。

SHIMADZU PEOPLE

社員インタビュー 一覧へ