研究開発

基盤技術研究所 AIソリューションユニット
工学研究科 電気電子情報工学専攻
知野見 健太 / 2009年入社

  • 技術系
  • 国内
  • 男性

将来を見据えて技術のタネを生み出す。

社是に共感して島津へ。

学生時代は、画像処理を用いた研究テーマに取り組んでおり、就職活動を始めた当初、その知識が活かせる会社として、家電メーカーなどを中心に就職先を探していました。そんな折、島津に就職した先輩から、「画像診断装置などでも高度な画像処理技術が求められている」という話を聞く機会があって、島津に興味を持ちました。そして、「科学技術で社会に貢献する」という社是に共感して就職を決めました。
私が所属している基盤技術研究所は、将来の事業化を見据えた研究や、分析計測事業部・医用機器事業部などと連携した技術開発をおこなう部署です。我々のグループが手がける研究の分野は画像処理に限らず、統計解析や機械学習といった様々なデータ処理技術に及びます。適用できる手法や製品が使われる場面などは一つひとつ違っていて、論文調査から始めるということが少なくありません。土地勘がない中で研究を進めるのは苦労も多いですが、その分、成功したときの喜びもひとしおです。

だれも解けなかった課題にチャレンジ。

産業用のCTスキャナの開発で、そんな経験をしました。CTでは被写体の材質によっては、画像に激しいノイズが入ってしまうことがあります。これを画像処理技術で低減するというのが与えられたミッションでした。これまでクリアされたことがない難しいテーマであるのに加え、私自身知見がなく、当初は実験を繰り返してもまったく研究目標に届きませんでした。装置開発に携わった事業部の方々から助言をもらいながら何度もデータ測定を繰り返し、上司と何十時間、ひょっとすると何百時間も議論しました。その甲斐もあって、ようやく糸口を掴み、研究期間を1年延長して改良を重ねた末に、目標を達成しました。もっともそこからも一苦労で、研究所の設備で達成できた数字が、事業部の設備では再現できなくて、事業部技術者と共に頭をひねる日々が続きました。
研究着手から5年、先日ようやく製品を世に送り出すことができて、ほっとしています。多くの人の協力がなければ、決してできなかったことで、信頼関係を構築していくことの大切さを学ぶ良い機会にもなりました。

付加価値を生み出すには何が必要か。

日々新しい知識を身につけアイデアを出す

現在の市場を見渡すと、分析機器でも医用機器でもハードウェア性能だけを見れば、差別化が難しい状況にあります。そんな中で島津製品を選んでいただくためには、インパクトの強い付加価値が必要となってきます。私が携わっているデータ処理の部分には、画像や信号をきれいにしたり、分析手法をより簡単にしたり、より高度で分かりやすい解釈結果を与えたりと、差別化できる要素が数多くあります。だからこそ期待されるところが大きく、それに応えられるよう、日々新しい知識・技術を身に付け、アイデアをひねり出していかなければなりません。
たとえば、分析装置は、いまはラボの中で研究者が使うものでしかありませんが、近い将来、体重計や体温計のように、一般家庭の中で使われるものになるかもしれません。吐息や尿の成分、あるいは血流など、これまで見ることができなかったものを、簡単に見ることができるようにして、毎日自動で健康診断ができるようになる。そんな装置、あるいは家をつくることだって、できるかもしれません。もちろん私一人の力でどうにかできるものではなく、社内外のさまざまな人と連携することも必要となります。課題は多いですが、そうやって、社会を変えるような新製品、新事業を生み出せたらと思うと、ワクワクしてきますね。

MY WORK LIFE

一日の流れ

  • 7:30
    • 起床
    • 朝食を摂りながら新聞などをチェックし情報収集。
  • 9:00
    • 出社
    • メールチェックやスケジュール、ToDoリストの確認を行う。
  • 10:00
    • デスクワーク
    • 技術文書や出張報告書など、ドキュメントの作成。
  • 12:00
    • 昼食
    • 社員食堂を利用することが多い。
  • 13:00
    • プログラミング・実験
    • 午後は実際に手を動かす研究に当てている。
  • 15:00
    • グループミーティング
    • 実験の結果などを踏まえ、技術的な討論を行う。
  • 18:00
    • 退社
    • 買い物などをしながら自宅へ向かう。
  • 19:00
    • 帰宅
    • 夕食や家事などの後、読書や情報収集に時間を使う。
  • 24:00
    • 就寝

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