週刊科学の冒険
【vol.3】 クルマの未来と島津の技術
クルマの未来は「ひとり乗り」にある?
夏休みは故郷に帰って、なつかしい仲間と会って、ドライブなどを楽しんだ方もいらっしゃるのではないでしょうか。クルマで遊びに行くというのは、「大人になった感」が強いもの。おたがい大人になったことを意識して、なぜかときめいたりして。

クルマは移動手段であるとともに、恋愛アイテムのひとつでもあります。「ドキッとする異性のしぐさ」系のアンケートでも、「クルマをバックさせるとき助手席に手をのせる」は、もはや殿堂入り。しかし。未来のクルマには、人間がバックさせる必要も、手をのせる助手席もないかもしれません。

検索エンジンで有名なアメリカのIT企業が、自動運転システムの開発に力を注いでいるのは有名です。もちろん、日本も負けてはいません。自動運転車の公道走行テストを欧州で開始すると発表した日本のメーカーもあります。
さらに、もうひとつの潮流として「超小型化」があります。最近のモーターショーでは、超小型モビリティについての専門イベントが併催されるケースも増えています。軽自動車をさらにコンパクトサイズにしたような電気自動車や、イスにタイヤがついたような形状のものまで。言うまでもなく、どれもひとり乗りです。一般車にまじって高速道路を走るパワーはなくても、徒歩での移動がむずかしくなった高齢者の外出や、観光施設内での利用にはもってこい。動力は電気なので、環境的にもすぐれています。

ネットがここまで発達した今でも、移動は人間の活動の基本だと言われています。移動手段がふえれば、人間にできることもふえるかもしれない。夢のある話です。その一方で、みんなで楽しむクルマのよさも、きちんと残っていくといいなあ。
島津は、クルマの進化のそばに。
自動運転や超小型化が「ちょっと先の未来」だとしたら、いま、まさに実現しかけている未来として、動力源の多様化があります。おなじみのガソリン車にくわえ、すでに市販されているハイブリッド車、電気自動車、さらに、水素と酸素で走る燃料電池車。それぞれ、特に環境性能の観点から技術開発にしのぎを削っているところ。それは、クルマを構成する基本的なパーツの見直しにまで及んでいます。たとえば車体。車体は軽ければ軽いほど燃費が向上します。一方で、万一のときに乗員を守る安全性も備えていなければならない。相反するふたつを両立させるための評価試験で、大活躍しているのが島津の「AGX-V」。車体を構成する鋼板の検査において、精度はもとより、操作のしやすさ、結果の見やすさまで追求。目まぐるしいほどのスピードが要求される開発現場で、重宝されています。島津とクルマのかかわりは、それだけではありません。足まわり、電装部品、エンジンやモータなどの動力源、燃料電池、もちろん環境関連まで。ありとあらゆる場所の計測に島津の装置が使われているのです。クルマの進化を支えつづけてきた島津。やがてやってくる華々しい未来にも、きっと島津の技術が生きているはずです。
発行: 株式会社島津製作所
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