島津評論 Vol.63[3・4](2006)
特集 医用画像機器 XIV

特集論文

汎用超音波診断装置sarano

小薮一弥1柴田眞明1宮島武史1常石召一1岡崎秀樹1辻井貫也1俵 秀行1増田善紀1八久保敬弘1清水 豊1

島津評論 63〔3・4〕 189~194 (2007.3)

要旨

超音波が医学的診断領域に適用されて50年が経過し,現在では超音波診断装置は臨床現場に広く普及している。著者らは検出能力の向上,患者診断効率の向上を目標に,超音波診断装置saranoを開発した。この装置は,最新の高速FPGAを採用し,パラレル受信が可能なビームフォーマ,デジタル演算処理,デジタル画像処理回路を装備し高性能化を果たした。またLinuxをベースとしてDICOM接続など画像転送も容易にでき,さらに将来のアップグレード性を強化した。


1医用機器事業部 技術部
※所属名は論文作成時のものです。

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