島津評論 Vol.56[1・2](1999)
特集 センサ・デバイス

特集論文

液晶電気光学効果を用いた非接触温度センサの開発

小林潤也1吉田多見男1高倉敬志郎2岸原弘之2

島津評論 56〔1・2〕 29~34 (1999.8)

要旨

液晶光学素子と焦電型センサから成る,非接触温度計測用の赤外線センサを開発した。

焦電型センサは他の熱型センサに比べて高感度,高速応答性を有しているが,温度変化のみを検出するため,温度計測を行うためには光チョッパを必要とする。焦電型センサの特長を引き出し,可動部をなくした小型・軽量センサを実現するため,光チョッパには液晶の電気光学効果を利用した。

液晶光学素子の光散乱駆動条件を最適化することで,赤外領域でも使用可能な光チョッパを開発して,焦電素子と組み合わせることにより,高感度・高速応答の赤外センサが実現できることを示した。


1基盤技術研究所工博
2基盤技術研究所
※所属名は論文作成時のものです。

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