屈折率の波長依存性

概要

KPR-2000は屈折率の多波長での自動測定が可能で、標準で3波長、オプション光源を搭載すれば、最大で10波長での測定が可能となります。屈折率の波長依存性(Δn/Δλ)を把握できます。測定精度が±3x10-5あるため、光学設計に必要な各波長における屈折率および分散などの情報を取得することが可能です。
素材の開発、材料の製造時の品質管理、使用条件に最適化した設計をするために必要な情報取得などにご利用下さい。

関連情報:非球面樹脂レンズの屈折率測定(PMMA、COP)

測定例

試料

アクリル板(PMMA) 透明 30x30x2 [mm]

条件

試料温度 23℃
測定波長 8波長(h線、g線、F’ 線、F線、e線、d線、C’ 線、C線)
接触液 nd 1.50

結果

測定波長により屈折率は1.488744~1.506053と異なる事がわかります。またアッベ数νdは57.67となります。「JIS K 7142 プラスチック-屈折率の求め方」では、「測定波長D線」と定められていますが、必要に応じて使用波長における屈折率情報を取得する事が望ましいと思われます。

測定例グラフ

  • ※本測定で得られた代表値であり、アクリルの屈折率を保証するものではありません。

構成

番号 項目 備考
1 KPR-2000 詳細はこちら
2 プラスチック用VブロックNo.1 詳細はこちら
3 高圧Hg光源
4 Cd光源
5 恒温装置
6 接触液 nd 1.50 詳細はこちら