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2020年2月20日 | プレスリリース 廃プラスチックのリサイクル率向上とCO2排出量削減に貢献
IoTを活用した新しい廃棄物回収

廃棄物の集積所にセンサー(天井)を設置

廃棄物の集積所にセンサー(天井)を設置

廃プラスチックの回収

廃プラスチックの回収

島津製作所は、IoTを活用した廃プラスチック自動回収システムを2020年1月から導入し、プラスチックリサイクル率の向上とCO2排出量の削減で、環境負荷低減につながる成果を得ました。今後、島津グループで本システムの導入を進めるとともに、協力企業や京都企業をはじめ広く社会に本システムのメリットを伝え、環境保全に貢献していきます。
2月28日に本システムの京都府内企業向け見学・説明会を島津製作所本社で京都府とともに開催します。

システムの概要

各事業所に設置されたIoTセンサーにより廃プラスチックの集積量を測定、Web上で監視可能です。集積が一定量を超えるとアラートが廃棄物業者に発せられ、一度の回収車の出動で複数事業所を巡回します。
これまで一度の出動で1事業所のみの回収に比べ、回収車の走行距離が削減でき、車両運行に伴うCO2排出量を削減できます。各事業所での集積量を確認する作業も不要になり廃プラスチックの管理業務・作業効率が向上します。
小規模事業所が廃棄するプラスチックも、複数事業所の共同回収により、すべてリサイクルにつなげることができます。
 

<システム導入後の成果(2020年1月の実績)>

   
CO2削減効果
(5事業所分)
走行距離 522.4km 402.2km(23%減)
CO2排出量 122.8kg 94.5kg(23%減)
リサイクル促進効果
 
リサイクル量 9,700kg 10,170kg(5%増加)
リサイクル率 95% 100%

*小規模事業所2カ所は、2020年1月に470kgをリサイクル。今後1年間で5,640kgのリサイクルが見込めます(これまではすべて焼却処分)。
 

<本スキームへの参加企業>

廃プラスチック排出事業所 島津製作所 三条工場・紫野工場・瀬田事業所
日本電気化学(株)・サンコーエンジニアリングプラスチック(株)
廃プラスチック回収
およびリサイクル処理
(株)京都環境保全公社
システム設計および施工 NTT西日本(株)グループ