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2017年

プレスリリース

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2017/10/11

揮発性化合物の正確な分析を実現するガスクロ用前処理装置
サーマルデソープションシステム「TD-30」シリーズを発売

「TD-30」(左)、「TD-30R」(右) 「TD-30」(左)、「TD-30R」(右)

島津製作所は、ガスクロマトグラフ(GC)およびガスクロマトグラフ質量分析計(GCMS)の前処理装置であるサーマルデソープションシステム「TD-30」シリーズを発売します。

本シリーズは、当社が2005年に発売した「TD-20」が持つ優れた基本性能はそのままに、堅牢性や処理能力を大幅に高めました。流路やチューブの加熱機構に独自の工夫を施して、低沸点成分から高沸点成分まで広範囲な成分に対応できるようになりました。ラインアップは、最大60本のサンプルを搭載できる中級機「TD-30」および、120本を搭載でき、再捕集や内部標準物質の添加が可能な高級機「TD-30R」の2機種です。

【開発の背景】
「サーマルデソープションシステム」(Thermal Desorption System=加熱脱着システム)とは揮発性成分を濃縮したチューブを加熱し、チューブから揮発性成分を高感度に分析機器に導入する前処理装置です。大気中の有害物質や建材・内装材に含まれるシックハウス原因物質の分析に用いられてきました。近年は自動車の内装材や電気機器材料などが分析の対象に加わり、幅広い範囲の沸点の化合物を検出することが求められています。こうしたニーズに応えるため、当社は低沸点から高沸点までの成分に対応できる「TD-30」シリーズを開発しました。GCおよびGCMSの前処理装置として有害な大気汚染物質や食品の香気、クリーンルーム内の空気、製品の異臭といった様々な分析対象への採用を目指します。

【新製品の特長】
・卓越した処理能力と基本性能
高級機種「TD-30R」は、業界最多となる120本のサンプルをセットできるため、夜間や週末の自動分析に適しています。1つのサンプルを分析しているうちに次の試料の前処理を始める「オーバーラップ機能」を加えて、処理能力が飛躍的に高まりました。チューブからヒーターの流路は、同クラスの製品で最短となる30cmです。不活性でコールドポイントがないため、低残留・高回収を実現し、フタル酸エステル類や環状シロキサンなどの高沸点成分の分析に適しています。

・様々な分析に対応できる拡張性
「TD-30R」では、加熱後のチューブを高速で冷却することによって沸点が低い成分から高い成分まで再捕集が可能になりました。一度しか対象成分を捕集できないことによる分析失敗のリスクが低下します。また、内部標準物質の自動添加機能により定量分析の精度を高めました。

・簡単な操作とメンテナンスのしやすさ
使い勝手を考慮してサンプルトレイの位置を低くしています。操作方法は専用ソフトウェアで学べるうえに、工具なしで消耗部品を交換できる設計を採用しているため、初めてお使いになる方でも簡単に扱えます。また、オプションのバーコードリーダー機能は、信頼性の高いサンプル管理が可能です。

名  称 サーマルデソープションシステム「TD-30」「TD-30R」
価  格 「TD-30」750万円、「TD-30R」850万円(いずれも標準システム、税別)
販売計画 発売から1年間で国内外100台(両製品の合計)
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