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2017年

プレスリリース

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2017/10/03

国際原子力機関に当社製の質量分析計を寄贈
原子力技術の食品安全への応用による途上国支援に賛同

島津製作所会長の中本晃(左)とIAEAの天野之弥事務局長 島津製作所会長の中本晃(左)とIAEAの天野之弥事務局長

島津製作所とIAEA(国際原子力機関、本部オーストリア・ウィーン)※1は、10月2日に当社製の高速液体クロマトグラフ質量分析計「LCMS-8060」※2を同機関に寄贈することで合意しました。IAEAの天野之弥事務局長と当社代表取締役会長の中本晃は、同日に島津製作所本社(京都市中京区)にて協力覚書の署名式に臨みました。

IAEAは食品安全、環境、医療などの分野で原子力技術を応用し、途上国の開発を支援しています。当社が寄贈する「LCMS-8060」は、IAEA本部近郊のサイバースドルフ研究所にある食品環境保護ラボ(FEPL)に設置される予定です。食品の安全やトレーサビリティ管理に関わる研究を行うFEPLは、食品中に残留する抗生物質・カビ毒・農薬などの分析、産地偽装・成分偽装などを見分けるための代謝物の鑑定分析に高速・高感度の質量分析計を必要としていました。

今回の寄贈には、高速液体クロマトグラフ質量分析計「LCMS-8060」1台以外に、装置の取り付けや分析メソッドの確立を支援するための島津製作所の技術者派遣、保証期間内のサポート、保証期間終了時の点検作業が含まれます。本件の寄贈総額は、409,925ユーロ(5124万円、1ユーロ=125円で換算)となります。「科学技術で社会に貢献する」という社是を掲げる島津製作所は、今後も革新的な製品開発を通じて社会問題の解決を目指していきます。

※1 1957年に設立。設立目的は原子力の平和的利用の推進と軍事的利用への転用の防止。長年の貢献が認められ、2005年にノーベル平和賞を受賞。
※2 世界最高クラスの感度と検出スピードを両立するフラッグシップ機。2015年5月発売。


署名式の出席者2人によるコメントは以下になります。

天野之弥・IAEA事務局長
IAEAでは長らく「平和のための原子力(Atoms for Peace)」という標語を打ち出していましたが、設立60周年を迎えた現在、「平和と開発のための原子力(Atoms for Peace and Development)」を掲げています。新たに加えた「開発」(=途上国支援)で島津製作所の製品への期待は大きいです。同社の専門家から分析技術を学び、IAEA全体に広げたいと思います。

中本晃・島津製作所会長
IAEAによる食品安全分野での途上国支援が、「『人と地球の健康』への願いを実現する」という当社の経営理念に合致していたため、製品の寄贈で協力させていただくことになりました。当社の高速液体クロマトグラフ質量分析計は、世界最高級の分析感度とスピードを誇ります。将来的には食品安全に留まらず、環境や医療などの研究でも使っていただけたらと考えています。

高速液体クロマトグラフ質量分析計「LCMS-8060」 高速液体クロマトグラフ質量分析計「LCMS-8060」

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