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2017年

プレスリリース

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2017/09/05

ガスクロマトグラフによる微量水分測定システムを米テキサス大、独メルクと共同開発
液化石油ガスに残留する水分測定の採用へ

微量水分測定システム 微量水分測定システム

島津製作所は、米テキサス大学アーリントン校のダニエル W. アームストロング教授※1、独メルク※2との共同研究によって高感度微量水分測定システムを開発しました。同システムは、アームストロング教授が発明した技術と当社の高級ガスクロマトグラフ「Nexis GC-2030」を組み合わせています。当社のバリア放電イオン化検出器「BID-2030」とイオン液体カラム「ウォーターコル(Watercol)」※3を用いることで、気体や一部の液体状の試料を高精度で分析できます。従来あった水分測定法「カールフィッシャー滴定」よりPPMレベルでの精度を10倍に高めました。

GC(ガスクロマトグラフ)を用いる高感度水分測定は、様々な用途が想定できます。今回共同開発したシステムは、夾雑物の影響を受けにくいという特性を生かしてLPG(液化石油ガス)に残留する微量な水分の測定に用いることが可能です。現在、LPG事業者の品質管理業務での採用を目指し、ASTM(米国試験材料協会)の分析規格に同分析法を申請しています。なお、本システムは9月6日開催のJASIS2017に出展いたします。

島津製作所は2015年から共同研究拠点「イノベーションセンター」を世界各地で開設してきました。微量水分測定システムは、米国子会社SHIMADZU SCIENTIFIC INSTRUMENTS,INC内の「SSIイノベーションセンター」とアームストロング教授による共同研究の成果です。今後も先進的な大学や研究機関との共同研究を画期的な製品の開発につなげていきます。

※1 分析化学業界の第一人者。今回開発した微量水分測定システムでは、アームストロング教授が発明したイオン液体を用いたガスクロマトグラフィ用カラム(製品名Watercol)を採用
※2 独メルク(Merck)は、米国とカナダではミリポアシグマ(MilliporeSigma)として事業を行っています
※3 アームストロング教授が発明。独メルクが生産・販売


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