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2017年

プレスリリース

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2017/09/01

前処理なしで迅速に測定できる利便性を追求した
探針エレクトロスプレーイオン化質量分析計「DPiMS-2020」を発売

探針エレクトロスプレーイオン化質量分析計「DPiMS-2020」 探針エレクトロスプレーイオン化質量分析計「DPiMS-2020」

島津製作所は、煩雑な前処理なしで迅速に質量分析が可能な探針エレクトロスプレーイオン化質量分析計「DPiMS(ディーピーアイエムエス)-2020」を発売します。

通常、質量分析計による測定前には溶媒やカラムを準備し、試料のおよその濃度を把握したりする必要がありますが、現場では「手軽に迅速に測定したい」という要望が根強くありました。DPiMS-2020は、試料イオン化方式に「探針エレクトロスプレーイオン化法」(Probe Electro Spray Ionization、PESI)を採用しており、化成品や食品材料、生体試料などをプレートに少量添加するだけで準備が完了します。専用ソフトウェア「PESI MS Solution」の画面から、探針制御と質量分析の条件を選び、測定開始ボタンをクリックすれば2分後に測定結果を得られます。

迅速・簡便な測定は以下のような応用例が考えられます。
・シャンプーやうがい薬など複数の界面活性剤を配合して作る化学の評価
・試薬を混合した後にサンプリングしていくと、化学反応の経時変化の追跡
・緊急を要する法医現場では血液中の毒物(シアン化合物など)の有無を測定可能

PESIによるイオン化は新しい分析手法であるため、この他にも様々な試料に用いられる可能性があります。島津製作所は、新技術をお客様に提供することでともに新しい用途を模索していきます。今後も、液体クロマトグラフ(LC)やガスクロマトグラフ(GC)を使わず、試料を直接イオン化することで「前処理なしで迅速に測定」できる質量分析計のラインアップを拡充し、多様な分析のニーズに応えていきます。

当社は、科学技術振興機構(JST)先端計測分析技術・機器開発プログラムで山梨大学医学部の竹田扇教授らと開発した迅速病理診断支援システムの技術を転用し、DPiMS-2020を完成しました。なお、PESIは2007年に山梨大学の平岡賢三教授が開発した手法です。

【新製品の特長】
1. 簡単な前処理によってすぐに質量分析
サンプルプレートに添加した試料から、直径5μmの探針で10pl以下の微量な液体を取り出し、自動で測定します。

2. 合成反応や酸化など物質の劣化状態をモニタリング
加熱などを伴わず、サンプルの状態を変えません。また、サンプル採取量が少ないためプレート上での経時変化を確認可能です。

3. イオン化に必要な量が極めて少ないため、汚染に対して強い耐性
高濃度のサンプルが質量分析計に入ることが少なく、汚染しにくいです。そのため、事前の濃度調整が不要となり、簡単で迅速な測定を実現します。

価 格 2000万円(税別)
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