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2017年

プレスリリース

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2017/06/22

島津製作所、試薬ビジネスに本格参入
欧州販売子会社通じ試薬製造会社を買収

株式会社島津製作所は、アフターマーケット事業の本格的な取り組みとして、ドイツの現地法人Shimadzu Europa GmbH(以下、SEG社)を通じてフランスに拠点をもつ試薬製造会社 Alsachim SAS (以下、ALC社)を買収しました。ALC社は、世界でも限られた企業しか製造できない、安定同位体試薬※1 を合成・製造する高度な技術を有している試薬メーカーです。

今回の買収により島津製作所は試薬事業のグローバルな展開につながる基盤を獲得することになります。機器と試薬のセット販売の相乗効果で競合優位性を高め、臨床分野を中心とした質量分析計事業を拡大していきます。


【ALC社買収の背景、目論見】
当社が注力している液体クロマトグラフ質量分析計(以下、LCMS)は、年間8%の市場拡大が見込まれており、中でも血中薬物モニタリングや分子診断研究、創薬開発などでの利用が注目されています。これら臨床分野の顧客からは簡便で使いやすい機器と目的に応じた試薬キットのパッケージ提供の要求があり当社でも各地の試薬メーカーを介し対応してきました。

このたび当社は、ALC社を買収し同社を欧州における試薬事業の拠点と位置づけ、今後当社独自のLCMS試薬キットを開発、販売していきます。これにより、顧客の分析目的に応じた機器と試薬の両方を提供することができ、当社における機器拡販と消耗品ビジネスの展開を加速していきます。

さらに、今後世界各地の主要地域においても試薬、消耗品事業の拠点を設置し、試薬・消耗品ビジネスをグローバルに展開するとともに、各地の共同研究開発拠点であるイノベーションセンターで開発される新規ソリューションに対応した新たな試薬キットの開発にも寄与していきます。

今後も当社は試薬、消耗品を含むアフターマーケット事業の推進と収益性向上に努めてまいります。

※1 安定同位体試薬は、化学的性質は同じで質量数の異なる原子である、安定同位体(たとえば自然界に存在する炭素は質量数12の12Cが99%、質量数13の安定同位体13Cが1%存在する)で標識化された試薬のこと。質量分析計を用いた定量分析において内部標準物質として必須となる他、核磁気共鳴装置(NMR)などにも利用される。


【SEG社によるALC社買収の概要】
・買収内容:SEG社がALC社の全株式を買取る
・投資額:2021年までに€27Mを投資する予定(工場増設、人員増、生産施設及び買収金額などを含めた総投資額)
・業績目標:試薬事業 売上2021年 €18M


【各社の概要】
・Shimadzu Europa GmbH
  *(株)島津製作所のヨーロッパ法人
 本社:ドイツ デュイスブルク
 設立:1968年
 従業員:615名
 売上高:€176M(2016年)

・Alsachim SAS
 本社:フランス ストラスブール近郊
 設立:2005年
 従業員:15名
 売上高:€3M(2016年)

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