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2017年

プレスリリース

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掲載されている内容はすべて発表日当時のものです。その後予告なしに変更されることがありますのであらかじめご了承ください。

2017/03/17

誘導体化を必要とせず、わずか10分でキラルアミノ酸を高感度に一斉分析する
「LC/MS/MSメソッドパッケージ DLアミノ酸」発売
- 発酵食品や臨床分野、アンチエージング研究などに貢献 -

島津製作所はトリプル四重極型液体クロマトグラフ質量分析計用の「LC/MS/MS メソッドパッケージ DLアミノ酸」を開発、発売し、日本農芸化学会2017年度大会(会場:ウェスティン都ホテル京都・京都女子大学)のランチョンセミナー(3/18)および一般講演(3/19)にて発表いたします。

【開発の背景】
タンパク質を構成する20種のアミノ酸は、鏡像の関係となる光学異性体、D-アミノ酸(D体)とL-アミノ酸(L体)(キラルアミノ酸)が存在します(*1)。L体はタンパク質の構成要素や栄養源として食品や体内に多量に存在しますが、食品が熟成したり、体の老化が進むとその一部がD体に変化することが知られており、D体・L体の存在量を把握することが、発酵食品の評価や脳神経系における生理機能解析やバイオマーカー探索、さらには健康や美容など様々な分野で注目されています。しかし、その分析は、アミノ酸を誘導体化することが必要で、簡便・短時間での分析手法が求められていました。

このような背景のもと、大阪大学大学院工学研究科・福崎研究室において、誘導体化をすることなく、専用キラルカラムを用いることで、わずか10分でキラルアミノ酸を高感度一斉分析する手法を開発することに成功しました(*2、 *3)。本メソッドパッケージは、この手法に基づき、大阪大学・島津分析イノベーション共同研究講座の成果をもとに商品化されました。

本メソッドパッケージを使用することで、発酵食品を取り扱っている食品会社、D-アミノ酸の生理機能解析を行っている大学、研究所などの商品開発や研究を飛躍的に加速させることができます。

*1:グリシンを除く
*2:[参考文献]
Nakano、Y.、 Konya、Y.、 Taniguchi、M.、 Fukusaki、E.、
Journal of Bioscience and Bioengineering、 123、 134-138 (2016)
*3:本手法では、2級アミンのプロリンは、DL体が共溶出します

【本製品の特長】
1. わずか10分でキラルアミノ酸の一斉分析が可能
本メソッドパッケージでは誘導体化を必要とせず、キラル固定相を有する専用カラムCROWNPAK CR-I(+)またはCR-I(-)を用いることで、わずか10分でキラルアミノ酸の一斉分析が可能です。

2. 2種のカラムを使用することで、全てのDLアミノ酸の定量が可能
専用カラムCROWNPAK CR-I(+)では、アミノ酸はD体→L体の順序で溶出し、CROWNPAK CR-I(-)では溶出順序が逆転します。GlutamineとLysine、Isoleucineとallo-Isoleucine、Threonineとallo-Threonine は、物理化学的性質が極めて類似しているため、うまく分離できない可能性があります。CR-I(+)使用時に性質が類似したアミノ酸が重なって現れた場合はカラムをCR-I(-) に切り替えることで重なっていた2つのアミノ酸を分離し成分を確認することが可能です。

【発表予定の学会】
・日本農芸化学会2017年度大会 (会場:ウェスティン都ホテル京都・京都女子大学)
 ランチョンセミナー:3月18日(土)12:30-13:20
 一般講演:3月19日(日)9:20-9:35
・日本薬学会第137年会 (会場:仙台国際センター・東北大学川内北キャンパス)
 ランチョンセミナー:3月26日(日)12:00-13:00
 ポスター発表:3月27日(月)番号:27PB-am005

名 称 LC/MS/MSメソッドパッケージ DLアミノ酸
価 格 200,000円
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