プレスリリース

掲載されている内容はすべて発表日当時のものです。その後予告なしに変更されることがありますのであらかじめご了承ください。

2009/06/29
環境にやさしい電磁力式疲労・耐久試験機の新機種を発売
―クリーンな環境下で長ストローク、高速、高精度の試験を実現―
サーボパルサ 電磁力式疲労・耐久試験機 EMTシリーズ
サーボパルサ 電磁力式疲労・耐久試験機 EMTシリーズ
(EMT-1kNV-50)

島津製作所は、環境にやさしく、クリーンで静かな 電磁力式疲労・耐久試験機 島津サーボパルサ EMTシリーズ2機種を発売します。(発売日:6月30日)
本製品は、サーボ制御方式により、電機・自動車部品、ゴム・樹脂、各種医療材料などの疲労・耐久試験を、1kNまでの試験力、かつ最大±50mmの長ストロークで行えます。
疲労・耐久試験機「サーボパルサ」は、ゴム・樹脂・金属、新素材など、さまざまな材料や部品の疲労・耐久試験に用いる材料試験機の一つで、試験対象に試験力を繰り返し加えながら疲労・耐久強度を求めます。製品の品質管理、新材料の研究開発に欠かせないものとして、電機、電子、生体材料、自動車部品、鉄鋼、金属、樹脂などのメーカーをはじめ、大学の研究室、官公庁の試験所、商品検査所など、幅広い分野で使用されています。島津製作所は、「サーボパルサ」の商品群として、油圧、電磁力、空気圧を駆動源とする機種をラインアップしており、この分野で国内市場の約25%を占めるトップメーカーです。
自動車業界における部品の軽量化や新材料採用に伴う安全性評価の増加、電気・電子業界におけるモバイル化・軽薄化に伴う機器の耐久性評価の増加のために、従来よりも高速あるいは長ストロークでの評価要求が増えています。また、近年、生体材料や各種医療材料、精密機器部品などの高精度な耐久評価をクリーンな環境下で行いたいという要求も増えています。

新発売の「島津サーボパルサ EMTシリーズ」は、『高速・長ストロークで疲労・耐久試験を行いたい』、あるいは『クリーンで静かな環境下で、しかも高精度に耐久評価を行いたい』というユーザーの要望に応えて開発したもので、油圧を使用せず、電力のみを駆動エネルギーとする電磁力式疲労・耐久試験機です。常にフルパワーで動作させる油圧式と比べて、試験力に比例した電力で運転する 電磁力式は、環境にやさしい“エコ”な装置です。

新製品の特長は下記の通りです。
油圧を使用しないため環境にやさしく、クリーンで静かな疲労・耐久試験機です。
  必要最小限の消費電力でムダの無い試験を継続できるので、ランニングコストが安く、メンテナンス費用も含めてトータルコストが低減できます。
  最大試験力を1kN(従来機は最大500N)に広げ、より多くの試験対象に対応できるようにしました。
  ストロークを最大±50mm(従来機は±10mm)まで広げたことにより、ゴムなど大きなストロークを必要とする疲労試験にも対応可能です。また、より多くの試験対象の引張試験や圧縮試験にも対応できるようにしました。
  最大2m/sec(従来は0.5m/sec)で動くので、試験時間を短縮できます。
  24bitの高分解能計測制御システムで、一定の力を加えた状態で微小な力を繰り返し変化させる試験も正確に行えます。
  設置面積は油圧式の同等試験力装置に比べて約半分です。

島津製作所は、これらの特長を備えた本製品を、電機・電子・精密部品、自動車用部品および材料、生体材料や各種医療材料などの信頼性評価用途をターゲットとして、国内外で拡販を図ります。

【新製品の概要】
名称 島津サーボパルサ 電磁力式疲労・耐久試験機 EMTシリーズ
(EMT-1kNV-30、EMT-1kNV-50の2機種)
仕様
(EMT-1kNV-50)
最大試験力 ±1kN
最大ストローク ±50mm
精度 [試験力精度]
指示値の±0.5%以内または最大試験力の0.02%以内
[ストローク精度]
指示値の±1%以内または最大ストロークの0.1%以内
本体寸法 幅725×高さ2,700×奥行き650mm、510kg
価格
(EMT-1kNVシリーズ)
1,500万円〜(税抜き)
販売計画 国内外においてシリーズで初年度計画年15台