社会の一員として

島津ぶんせき体験スクール

子供達に「理科や科学に興味を持ってもらう“きっかけ”を提供したい」との思いから分析装置を実際に操作する「島津ぶんせき体験スクール」を開催しています。2007年より始めたこのスクールは春・夏休みを利用しこれまでに130回以上開催し、中学生を中心に2500名の方に参加していただきました。2011年度からは高校生を対象としたクロマトコースを新設し、従来の分光コースと2コースで開催しています。内容はいずれも3部構成で、(1)学び (2)モノ作り (3)実験(分析装置を使用)を通し、装置の仕組みや科学的な原理を知り、興味を深めてもらえる内容を目指しています。
参加者や引率者からは「学校で体験出来ない学習が出来、大変有意義な経験となった」「分析技術者の話や装置操作など、自分の知らない世界に触れ、視野が広がり探究心が大きくなった」「理系の道に進みた いという思いが強まった」 など感想が寄せられています。

ぶんせき体験スクール参加のご案内

1. ぶんせき体験とは?

薬を開発している人、食品の安全性を確認している人達が、研究で使っている分析装置を使用して実際に様々なものを分析します。分析するために必要な知識は、その場で教わったり一緒に考えたりするので、初めてでも安心して参加していただけます。

2-1. こんなことをします!(分光コース編)…対象:中学生~高校生

・ 光と色について一緒に考えよう!
・ 青色の紙が青に見える理由は?
・ 1色に見える光を色々な色の光に分けよう!
・ 光を色々な色に分けるために、分光器を作ろう!
・ 分光器製作は誰が作っても同じ性能に仕上がるよう、治具(じぐ)を使って組み立てよう! 
・ 光と色の関係がわかったら、早速ぶんせき体験開始!

※作った分光器は持ち帰れるので後の学習にも役立ちます。

ぶんせき体験スクール参加のご案内
2-2. こんなことをします!(クロマトコース編)…対象:高校生

・ ペーパークロマトの原理を使って犯人あてゲームをしよう!
・ カラムクロマトを使ってマジックの色の分離を見てみよう!
・ 分析装置で飲料中のカフェインの量を調べてみよう!
・ アミノ酸やたんぱく質の構造や種類について詳しく知ろう!

手づくりの“計測器”でマジックの色の分離を観察

手づくりの“計測器”でマジックの色の分離を観察

分析装置を使って分析体験

分析装置を使って分析体験

島津ぶんせき体験スクール “クロマトコース”【講師の声】 

クロマトグラフィーは物質を分離する分析手法の1つで、化学分野では広く使われていますが、一般の人にはなじみの薄いものです。
島津ぶんせき体験スクールの“クロマトコース”では、クロマトグラフィーが子どもたちに親しみと興味を持ってもらえるように、物質が分離する様子を色によって“見える化”することにこだわり、プログラムを作成しています。手作りのカラムクロマトを用いたプログラムでは、赤インクがガラス管の中で黄色、桃色、橙色に刻々と分離していく様子を観察できますが、子どもたちは固唾を呑んで見つめています。

3. 参加するには・・・学校の先生を通じて申し込みをお願いします!
参加対象者 中学生、高校生
定員 各回20名程度
開催場所 島津製作所 本社三条工場 
京都市中京区西ノ京桑原町1
地下鉄東西線【西大路御池駅 4番出口徒歩3分】

4. 当日のスケジュール
※分光コース編 午前開催の例※
所要時間 時間帯 内容
30分 9:30~10:00 講座「一緒に考えよう!光と色」
1時間 10:00~11:00 分光器製作と光の観察
1時間 11:00~12:00 分析装置 分光光度計「UV-mini」を使って
氷みつ・サングラスを分析

※クロマトコース編 午前開催の例※
所要時間 時間帯 内容
1時間 9:00~10:00 講座「クロマト原理」
~マジックインクでゲームしよう~
1時間 10:00~11:00 高速液体クロマトグラフを使って
飲料中の成分量を測定
1時間 11:00~12:00 分析対象物である
アミノ酸やタンパク質の構造を知る
5. ぶんせき体験スクールに関する注意事項

・ 参加費は無料です。
・ 開催場所までの交通費は参加者負担となります。
・ プログラムの内容は変更する場合があります。

お申し込み・お問合せ先

(株)島津製作所 総務部 (電話075-823-1115)

テニスを通じた社会貢献について

当社は、スポーツを通して"人と地球の健康"へ貢献したいという願いを込め、特にテニス振興に力を入れています。当社テニス部選手によるさまざまなテニス教室の開催や、各地で開催されるテニス大会への協賛などを通じて、日本のテニス界振興のために積極的に活動しています。

ジュニアテニス教室の開催

地域の小学生から高校生を対象に、当社所属選手によるジュニアテニス教室を毎年開催しており、昨年で23回となりました。
全日本ランキングを保持する当社選手による技術指導や交流を通じて、子ども達にテニスの楽しさを知っていただけるよう活動しており、参加者からは、選手を間近に体感できる機会として毎回ご好評をいただいています。

島津全日本室内テニス選手権大会への特別協賛

当社が特別協賛を行っている「島津全日本室内テニス選手権大会」は、男子はATP Tour 国際大会として、世界で活躍する選手が国内外から出場し、女子は全日本テニス選手権大会に次ぐ日本テニス協会主催の主要大会として開催され、毎年3月に京都において熱戦が繰り広げられます。

第51回島津全日本室内テニス選手権大会
社長(当時)の中本 晃による優勝カップ贈呈

科学技術展への参加や理科教育の支援について

子供たちを対象に、さまざまな科学関連の展示会・イベントへの出展や、当社の分析機器や天びんなどを使った実験教室を開催するなど、子供たちの科学への興味を高めるための活動を行なっています。

光の原理を体験学習

毎年秋に京都で開催される「青少年のための科学の祭典」などで、手作りの分光器を製作し、いろいろな光の波長の違いを観察して学ぶ体験学習を行っています。

工房授業でモノづくりの大切さを学ぶ

京都市教育委員会が推進する京都モノづくり事業の一環として、市内の小学生を対象に、当社のOBが講師となり、子供たちが作った紙の棒の強さを調べるモノづくり体験授業を行っています。

科学の甲子園に協賛

科学技術振興機構(JST)が主催する、中高生を対象とした「科学の甲子園」に当社および(株)島津理化が協賛し、入賞した1チームにSHIMADZU賞を授与しています。

第34回島津賞は重川秀実氏 -研究開発助成は12件-

第34回島津賞は重川秀実氏

(財)島津科学技術振興財団 贈呈式

公益財団法人 島津科学技術振興財団による第34回島津賞受賞者ならびに研究開発助成12件が決定し、2015年2月16日に表彰・贈呈式が行われました。
島津賞は、科学技術、主として科学計測およびその周辺における基礎的な研究において、近年著しい成果をあげた功労者を表彰するもので、2014年度は重川秀実氏(筑波大学 数理物質系 教授)に贈られました。重川氏は、世界に先駆けて走査トンネル顕微鏡の空間分解能を保ちながら、フェムト秒(1000兆分の1秒)の時間分解能を持つ顕微鏡技術を完成し、主に超高速電子デバイスの分野で成果をあげてきました。本技術は、今後ナノデバイスやスピントロニクス分野の開発、ナノ物性の基礎研究などで重要な役割を果たすことが期待されています。今回の受賞は、これらの功績が高く評価されたものです。
また、科学技術、主として科学計測およびその周辺の領域における基礎的な研究に携わっている若手の研究者を支援する研究開発助成には、多数の応募の中から12名が選ばれ、助成金が贈呈されました。

中国の優れた研究に与えられる「島津杯」

2年に1度、若手研究者の人材育成、科学技術の発展をめざし、優れた論文を発表した研究者を表彰する懸賞論文コンテスト「島津杯」。中国医薬品分析の最先端分野における著名な学者・研究者が審査員を務め、技術的な交流も盛んに行われています。

最先端研究開発支援プログラムにおける  「次世代質量分析システムの開発」

最先端研究開発支援プログラム(FIRSTプログラム)のもと、2010年より4年間、田中耕一(島津製作所 田中耕一記念質量分析研究所 所長)を中心研究者として、「次世代質量分析システム開発と創薬・診断への貢献」プロジェクトに取り組みました。
主な研究成果の一つとして、新開発の質量分析システムを用いて血液中に極微量しか存在しないアルツハイマー病関連物質の検出に成功し、簡便に早期診断が行える可能性の高い方法を見出しました。

これら成果を基に、引き続き当社は がんやアルツハイマー病の早期診断の実現を目指した研究開発に取り組んでいます。

早期臨床試験での薬物評価を可能にした 日本初の分子イメージング技術を導入した 創薬研究システム

当社は、(独)国立がん研究センターとの包括共同研究契約を2011年4月に締結し、がんの超早期診断技術や薬理評価技術の開発を目的に共同研究を進めています。共同研究では、当社の質量分析技術や分子イメージング技術が、細胞レベルでの薬剤分布の可視化や薬効との関連評価に有効であることを示し、必要な薬剤が目的の組織に集まるという創薬コンセプトの証明を可能にしました。また、抗体医薬品の血中濃度を測定する手法の開発という成果も得られました。さらに、この成果を導入した分子イメージング技術の有用性評価、臨床研究が始まっています。今後はこの研究をさらに推進し、より効果的で副作用の少ない、患者さんにやさしい抗がん剤開発に取り組んでいきます。

「検査が怖くなくなる魔法の絵本」 の作成

「検査が怖くなくなる魔法の絵本」

回診用X線撮影装置MobileDaRt EvolutionのMobile Zooステッカーのイラストを使い、子ども用絵本を制作しました。内容は、動物のイラストの中に隠れているハートマークを見つけていくというものです。検査の際、検査装置に絵本と同じ動物のイラストが描かれているのを見つけて、少しでも安心感をもってもらえればと思っています。
絵本の1ページ目は13ヵ国の言語で書かれており、当社装置を採用いただいている世界各国の医療機関へ配布されています。
なお、この絵本は京都デザイン賞2012に入選しました。

フィリピン台風被害への支援活動

フィリピン台風被害への支援活動

2013年11月8日にフィリピン中南部を直撃した超大型台風ヨランダ(台風30号、アジア名:ハイエン)はフィリピン中部のレイテ島を中心に死者・行方不明者7,000人を超える大きな被害をもたらしました。
フィリピン北部のマニラ首都圏に拠点を置く島津グループの関係会社Shimadzu Philippines Corporation(SPC)と、 首都圏から南に約30kmに位置するカビテ市のShimadzu Philippines Manufacturing Inc(. SPM)の社員は、11月26日から週に1~2回のペースでマニラ市、マカティ市、パサイ市近郊の避難所を訪れ、ボランティア活動として救援物資の仕分けや配布作業を行いました。また、島津グループでは、島津製作所が500万円を拠出し、さらにグループ会社の拠出金と社員による募金を合わせ、総額1,000万円を超える義援金をフィリピン赤十字社などに寄付しました。

東日本大震災の復興支援に関する取り組み

販売会の様子

販売会の様子

労働組合における震災復興支援の取り組みとして、東北地方の海産品や仮設住宅にお住いの方々が製作された物品の斡旋販売を毎年定期的に実施しています。
これは、東日本大震災以降、継続的に被災地の復興支援に取り組んできた「ふんばろう東日本支援プロジェクト 京都支部」の協力を得て実施しており、毎回多くの従業員が主旨に賛同し、東北地方の物品を購入することによって被災地に対する支援の輪を広げています。

島津製作所 創業記念資料館

当館は島津製作所が昭和50年に創業100年を迎えたのを記念し、創業者の遺徳を偲び開設しました。建物は本店や創業者の住まいだった、創業当時の佇まいと歴史を感じられる空間です。 
                                   
館内では明治8年(1875年)の創業以来、製造販売してきた理化学器械、医療用X線装置や産業機器をはじめ歴史的な文献・資料などを展示しており、創業者をはじめ先人の息吹に触れ、また科学技術史、教育史などの研究、さらには明日を担う若い人々の「科学する心」を育てる一助になればと願っています。 
                
また、科学技術週間(4月)、高瀬川舟まつり(9月)、関西文化の日(11月)と年に3度の無料公開を行い、地域のみなさまとの交流を深めています。

創業記念資料館の外観

高瀬川舟まつり・無料公開の館内の様子

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