2015.3.11 日本薬学会 第135年会 で特別講演を行います

 2015.3.25~28、神戸学院大学・兵庫医療大学他を会場として 日本薬学会 第135年会 が開催されます。
 この年会で、FIRST-ms3dで得られた成果を中心とした 下記の特別講演を行うことになりました。

 

3月27日(金) 10:30~11:30、神戸学院大学 B号館 A会場(B302) SL06

タイトル:
 「MSを中心とする分析・医療機器の創薬・診断への貢献」

講演者:
  田中耕一 / 島津製作所 質量分析研究所

要旨:
 分析機器を使う目的として まず最初に思いつくのは、「既知の化合物が適切な量含まれているか? 不要・危険な物が含まれていないか? 仮説が正しいか?」等の”確認”を行うためであり、例えば、創薬における品質管理にも多く用いられている。
 一方、一般には十分理解されていない目的・利点としては、未知の現象や化合物を”発見”する道具としての用途がある。一例としてあげられるのは、特に疾患におけるヒトの体のメカニズム解明である。ヒトの体は タンパク質だけでも10万種類ある といわれ、その代謝物を含めると 数百万種類を超える可能性がある。その大部分は「未発見」であり、それらを「見つける」事により、新たな学術分野が生まれたり 疾患の解明と創薬に結び付けられる可能性がある。例えば、最先端研究開発支援FIRSTプログラム30テーマの1つ「次世代質量分析システム開発と創薬・診断への貢献」で開発した質量分析システムや個々の要素技術を用いる事により、アルツハイマー病や がん等の新たなバイオマーカー候補の発見が行えた。
 本講演では、質量分析に限らず様々な分析・計測・医療機器が創薬に役立っている現状・限界と将来性 を中心に述べる予定である。
http://nenkai.pharm.or.jp/135/pc/spdfview.asp?i=479

第135回 日本薬学会年会ホームページ

 

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講演に関連する島津製作所Website:
分析計測機器全般紹介
創薬,薬物代謝,製造QA/QC,バイオ医薬品,生薬,ER/ES規制,CSV対応等における島津のソリューション紹介

日本分析機器工業会JAIMA Website

 

 

 

 

 

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